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不器用同士

第74章 お歌の練習♪

「路地の方に行く。それでいいか?」
《いいよ。気をつけてね》
「ああ。切るぞ」
《うん》

「悪い。待たせたな」
「大丈夫だよ」
「行くか」
「うん」

路地の奥の方に着いた

「ここでいいか?」
「…うん」
「で、相談って?」
「…聖くんは…どうしたら花梨の事見てくれるの…?」

予想通りの質問だな…
響しか見たくないんだが…

「…どういう意味だ?」
「花梨は…聖くんの事好きなんだよ…?見てもらいたいの…」
「…」
「告白の返事ももらえてないし…」
「…」
「花梨の何が悪いのかな…?」
「…」

俺はあえて黙っていた
そしたらビッチは俺に抱きついてきた

「花梨は…聖くんの事大好きなの…」
「…俺はお前を協力者としか見れない」
「…何で…」
「…」
「だったら…!!」

ビッチは上を脱いで俺の手で自分の胸を触らせた

「花梨は…聖くんに見られるなら何でもするよ…?」
「ふっ…」
「え…?」
「あはははっ!!w…こんなになるとは思わなかったw」
「え?」
「告白の返事してやるよ…俺は…自分の体を差し出す奴と…ましてや響のパソコンを盗む奴と付き合いたくないw」
「そんな事…してない…響ちゃんのパソコン盗んでないよ…?」
「じゃ、何で鞄が朝より重そうなんだ?w」
「それは…教科書だよ…」
「テスト終わったのに?w」
「…」
「響!!違うらしいぞw」
「え…?」
「そうなの?w」

ビッチが急いで自分の服を直してる間に響はゆっくり歩いてきた

「何で響ちゃんが…」
「何でだろうねぇwそれよりも結構いい体じゃんw着痩せするんだw」
「っっ!?」
「花梨、響にパソコン返してやれよw」
「…」

ビッチはゆっくりパソコンを出した

「こんな…」
「ん?」
「こんなパソコン…無くなればいいのよ!!」

バンッ!!

ビッチはパソコンを開いてを思いっきり壁に投げた
その衝撃でパソコンの画面が割れた

「あーあ…高かったのに…足立!!」
「樋口さん、こんな事で呼び出さないでくださいよ…片岡花梨、窃盗・器物破損の現行犯で逮捕します」
「え!?」
「逮捕されちゃったね〜。ごめんね?そのパソコン壊しても聖と離れないよ?w」
「そんな…」
「足立。逮捕しなくていいわ」
「でしょうねw」
「…どういう事?その人警察じゃないの?」
「足立は本物の警察官。手帳見せてあげて」
「はい」
「嘘…」

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