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「3番の人裏声で『にっこにっこにー』って言って♪」
「はぁ!?」
「あ…聖だったんだ…何か…ごめん…」
「え…マジで言ってる？」
「変更不可だよ？」
「小野がにこにーとか…響がしてくれるなら良かったのに…」
「はぁ…やればいいんだろ…ん"んっ…あー…『にっこにっこにー』」
「「「っっ!?」」」

え!?何!?

「聖…可愛い///」
「はぁ!?」
「小野の意外な特技だ…」
「聖は男のくせに可愛いとか…響がこんな反応するのも分かるw」
「ま、まさか…響の彼氏って…」
「残念でした。聖は1番仲良い人だからw」

確かに1番仲良い
黒崎に騒がれないように否定したけど何か振られた感じがして嫌なんだよな…

「俺は…いや、何でもない」
「何だよ。言えばいいだろ？」
「遠慮しとく」
「小野…お前は何を隠している…」
「くじ引くよー。このままじゃ蓮くんと聖がずっと手を繋いだままになっちゃう」
「あ、そうだな」
「「「「王様だーれだ」」」」
「よっしゃ!!やっと蓮と離れるー!!」
「そんなに嫌だったのか…地味に凹むぞ…」
「うるせー!!何で男と手繋がなきゃいけないんだよ!!」
「「え？」」
「おい、それって…」

まずい…

「ひ、聖？あの…もしかして…私と手繋ぎたかった…？」
「っっ!?そんな訳ねーよ!!///」

聞き方が悪い
演技とはいえ聞き方が可愛すぎる…///

「小野…やっぱりお前…」
「違う!!そんな事ねーよ!!」
「えっと…聖…？いつもと違うよ…？何か…可愛い///」
「か、可愛くねーよ!!てか前も言ったよな!!男に可愛いはダメだって!!」
「「前？」」
「あ、いや…」

ダメだ…
響の事になるとボロが出すぎる…

「あ…プリクラの時の…」
「「プリクラ!?」」
「見せないからね？」
「ダメか…じゃあ俺とプリクラ行こう？二人っきりでw」
「私聖クラスで仲良い人じゃないとプリクラ行かない。だから蓮くんと黒崎くんはごめんね？」
「ま、聖には及ばないか…」

当たり前だ!!