無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

動画撮影の前日、俺は響に美容院に連れて行かされ伸ばしっぱなしの髪とおさらばした
そろそろ切らなきゃとは思っていたが何故こんなかっこいい髪型にされたんだ…
「俺には似合わない」と響に言ったんだが「聖はイケメンだから問題ない」の一点張りだった…

「樋口さん、お久しぶりですw」
「高橋さん、今日はお願いしますw頼んでおいたセットと照明大丈夫でしたか？」
「ええ。完璧ですwメイクさんも用意したんでコスプレの子達も任せてください」
「じゃあお願いします」
「はいw」

周りは「すごーい！」とか言ってたがこいつは違った…

「スタジオとか久しぶりだな〜wプロフィール写真撮った時以来かw」

そう言えば現役ホストが知り合いに1人、いや、1匹いたな

「あれ？ナイト君ピアスつけたんだw」
「まぁ…」
「響とおそろいかw」
「別にいいだろ…ピアスの口論より動画が…」
「高橋には編集とかで何とかするように言ってあるしセリフ無いからお願い!!動画撮らせて!!」
「響の頼みなら…」
「ありがと!!お礼は家でたっぷりする!!」
「分かった。頑張る」

それから俺はメイク室にぶち込まれて衣装とか髪のセットとかされた…

「はぁ…こんな格好初めてだ…」

今の俺の格好
黒い腕まくりジャケット
白いＹシャツ
黒に近い赤のネクタイ
黒のダメージデニム
黒のブーツ

これじゃホストだ

「っっ///やばい…」
「何かあった？」
「聖…かっこいい…///」
「何でホスト…」
「あれ？知らないの？この服蓮くんチョイスだよ？」

一気に腑に落ちた
という事はあいつの格好は…

「キャー!!///」「蓮くんかっこいい///」「ホストみたーいw」

あいつは現役ホストだ…
服のチョイスなんてすぐ分かる…

上下黒のスーツ
黒のYシャツ
赤のネクタイ
黒の革靴

「聖、俺の仕事着どう？w」
「私服か…」
「聖の衣装もYシャツ以外俺のだからね？」
「マジかよ…キモい…」
「酷い言われようだなw響、俺かっこいい？w」
「聖…マジかっこいい…///」
「俺無視かよ…」
「あんま言うな…///響だって可愛いじゃねーか…」
「別に…そんなじゃないし…///」

響は白の萌え袖ニット、ピンクのミニスカ、明るい茶色のヒールブーツ、ピンク系のメイク
これを見て可愛くないと思う奴は眼科もしくは脳外科に行くことを推奨する