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不器用同士

第83章 動画投稿!?

「樋口響です。あの、学校に来るのはステージの時だけにしてくれませんか?ここには他の生徒がいるので…」

ごもっともw
他の奴ら黙ってたw

「それに私のプライベートなのでプライベート見られるのは個人的にちょっと…」
「じゃあサインくれたら帰ります」

こいつらもか…
響が俺の耳元に寄って言った

「警察呼んで」
「分かった」

プルルルル…

「あ、相田高校に迷惑な人いるのでちょっと来ていただけますか?…はい、お願いします」

「響、話伸ばせ(ボソッ」
「分かってるw…お兄さん達はYouTubeで見てここに来てくれたのかな?」
「ああ!」「俺Twitter!!」「僕はインスタ!!」
「ちなみに全部見てくれた人いますか?」
「俺見た!!」「俺も!!」「僕も僕も!!」
「ねぇ響ちゃん、何か歌ってよ!!」
「…ステージの時に歌うよ?」
「せっかくこの至近距離で本物見れたんだ!!少しくらい聴かせてよ!!」

その時、ちょうどサイレン音が近づいてきた

「はいはい、ちょっとごめんねー…君が通報者?」
「はい、この人達が俺の友人を学校に入れさせてくれなくて…サインと生歌も要求して俺達では何も出来ない気がしたので呼ばせていただきました」
「なるほど、そういうことでしたか…はーい、ここ学校だから生徒に授業行かせてねー」
「嫌だ!!」「邪魔だよお巡り!!」
「お兄さん達それ以上すると公務執行妨害になりますよ?」
「っっ!?」
「私のステージ見るのに捕まっちゃうなんて悲しすぎます。私にはステージで会って盛り上げてください。お願い♪」
「はい…///」

おおー…
響の営業スマイルって男への攻撃力高いなw

「聖行くよ」
「おう」

「友人って言われた…」
「あ…悪い…だけど」
「分かってる…せめて親友とかにしてよ…」
「ああ。今度からそうするw」
「学校では親友ねw」
「紅茶買うか?」
「そうだねw」

俺達は自販コーナーに行って貰ったばっかのヴィトンの財布を出した

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