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不器用同士

第15章 初めての田村家

「何で20cm差なのに9kgしか変わんないのよ!!」
「女は太りやすいんだろ?」
「う"…もっと痩せてやる…」
「俺も痩せる努力するか…最近太ったし」
「これ以上軽くなろうとしてるの!?」
「おい、お前らは何をしに来たんだ?」
「何って…」

「「暇つぶし」」

oh......
なんという心地よいハモり…

「ふざけんな!!」
聖が気を抜いてる隙にたむこうが聖にタックルした

「うわっ!!」
「え!?…ちょ…///」

2度目の床ドン
シチュエーションは最悪
てか、早く離れて…///

「聖…あの…非力な私では65kgはキツイです…///」
「悪い…」
「日頃の行いが悪いからだ!!」
「お前の方が悪いだろ!!エアコンつけないし、パンイチだし!!」
「はぁ!?」

こんなことをメールが届くまでずっとしてた

[早く帰ってこい]

「はぁ…」
「帰ってこいって言われたのか?」
「察しがいいね〜w…あ、たむこうか聖にお願いあるんだけどさ、ネクタイ貸してくれない?大会で必要でさ」

「小野で」「田村で」

見事にハモったなww

「俺のネクタイは細いヤツ通す紐切れてるからやめといた方がいい」
「分かった。じゃあ、たむこう貸して!」
「今クリーニング出してる」
「まじか…男で頼りにしてるの聖とたむこうだけなのに…」
「…とりあえず母さんに聞いてみる」
「たむこう優しいな」
「知らなかったのかよ」
「聖が優しいのは知ってた」

聖は驚きすぎて私の方を見た
ああ…聖が私のこと見てる…///
(↑変態1匹出現)

「…とりあえず聞いてくる」
「サンキュ」

たむこうは部屋を出て行った
たむこうが階段を降りたことを確認してから聖に近づいて話してた

「あの、そのー…床ドンは心臓に悪かった///」
「不可抗力」
「分かってるけどさ…///」
「…(こいつ照れてるのか?何でだ?)」

聖は私のお腹の肉を摘んできた

「なっ!!肉摘むな!!」
「摘めるなw」

私は仕返しで聖のお腹を摘んだ

「聖のお腹も摘めるじゃん!!」
「太ったからな」
「早く痩せねば…」

「化け物、明日の4時以降に取りに来い」
「了解」
「じゃあ、そろそろ帰るわ」
「おう。早く帰れ」
「酷いなぁw聖はどうするの?」
「俺も帰る」
「じゃあな」

「「お邪魔しました」」

「たむこうの家ってこんなに楽しいんだw」

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