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不器用同士

第17章 一緒に夏休み登校

聖side

こいつ音楽してる時すげー楽しそうだな

吹けるわけねーだろ。お前のだし
てかそーゆーの気にならないのかよ…
前も俺にアイスとかソーダとか…
ちょっとは気にしろよ…一応女なんだから…

そんな事を考えてる時にあいつは面白そうに笑ってた
それなのに急に「颯」って…
何でだよ…
そしたら急にあいつが倒れた
はぁ!?何でだよ!!

「おい…」

あいつは何も反応しなかった
とりあえず保健室に行ってあいつが倒れたことを伝えて帰った

俺はちょっと怖かったんだ…
あいつが倒れたことにすげー罪悪感感じて、逃げたんだ…

「響…」

何かあいつの名前を呟いてた
何でだよ…何であいつの顔が思い浮かぶんだよ…


私は聖がそんな事を思ってることを知らずに5分後くらいに目を覚ました

「響さん、大丈夫?」
「ひっ!!…あ…先生…」
「お家の人呼んだからそれまで寝てて」
「はい…あ、あの…」
「何?」
「聖は…?」
「あー、伝えに来た子?もう帰ったと思うよ」
「そう…ですか…」
「付き合ってるの?」
「は?」
「あ、違うのねw」
「はい」
「ま、ゆっくり寝てて」
「はい…」

家に着いてから私はLINEした

《倒れてごめん》
〈大丈夫か?〉
《今落ち着いたよ》
〈なら良かった。でも病気で倒れた訳じゃないよな〉
《まぁ…》
〈最近寝れないのはそのせいか〉
《そう。誕生日が近づいてるから》
〈9/11だろ?あと1ヶ月以上あるのに何で〉
《覚えててくれたんだ。家でも色々あってストレス溜まって嫌なことがフラッシュバックしてさ…情けないわw》
〈そうか〉
《それよりも明日大会だよー…マジだるい》
〈頑張れ〉
《銅賞になるように頑張るΣd(≧∀≦*)》
〈明後日花火だから疲れることするなw〉

花火やぁ…
聖と花火デート…///

《移動は全て寝てやる!!》
〈そうか〉
《あ、ホモ川と遠藤の動画撮るわw》
〈マジ草〉

遠藤はthe天然少年
見てるだけで笑えるwww

《じゃあ、そろそろ風呂入って寝るわ。聖とLINEしてたら楽しすぎて止まらなくなるw》
〈草〉
《ちょっと早いけどおやすみ》
〈おやすみ〉

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