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不器用同士

第18章 吹部の大会

最悪だ…
何故朝8時に練習…
悪あがきもいいところだ
しかも11時までみっちり練習
だるすぎる

「はぁ…」

もう疲れた
まぁ、これから飯だ…
コンビニ飯だけど食うか…
今日はサラダと卵サンド。カロリー高めだけど安いのこれだけだった

全員でバスに乗って、各々の過ごし方をしてた
私はとりあえず聖にLINE

《やっとバスに乗ったよー…てかもう練習で疲れた…⤵︎⤵︎⤵︎》

聖からすぐ返信が来た
珍しい…

〈乙〉
《これから吹くのか…大会出なければ良かった…》
〈確かに〉

聖side

音楽好きな癖に何でこんなにだるそうなんだよ
意味わかんね


響がずっと「聖に会いたい」って思ってることを知らずに聖は少し考えていた

「…き…響…どうしよう起きないよ…」
「響さん、着いたよー」
「Zzz…」

私は爆睡をしてました…

「ひーびーきー、起きろー」
「ん…ぁと5分…」
「家じゃねーよ!」
「ほら、行くよ」
「ん…行く…」

私は8割寝ながら会場に行った

「壁におっかかって寝るなー!」
「…ぉきてる…」
「寝てるわ!」
「ほら、相棒持て」
「行くよ」

私はトランペットを持った瞬間スイッチが変わり、演奏者の顔になっていた

「吉川、いつも48小節目のG(ピアノの場合ソ)のピッチが外れてる。何回かチューナーつけながら演奏して自分の癖を確認しろ。遠藤、お前は59小節目の高いF(ピアノの場合ファ)の時いつもリードミスしてる。高音気をつけろ」
「「イエッサー」」

私、絶対音感持ってるんだw
だから音の高さとか1発で分かる
これくらいしか特技無いけどw

リハの5分前に聖にLINEした

〈これからリハー。本番近いー!〉
〈頑張っ〉
「え!?」
「樋口、どうした?」
「な、なんでもない!」

聖、可愛すぎる///
いつもこんな事送らないのに…
頑張るしかないじゃん!

そして本番
私達はまぁ、ひどい演奏をして見事銅賞
私は喜んでいた
明日聖と花火デート…///
早く会いたいよー!

《銅賞取ったよ!!(´>ω<`)》
〈良かったなw〉
《これで明日めっちゃ楽しめる!!》
〈そんなに楽しみか?〉
《めっちゃ楽しみ!》
〈そうか〉

聖side

俺と行くだけでこんなに喜ぶのか…
結構マジなんだな…


家に着いてから夜食でカレーパンを食べて床についた

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