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不器用同士

第101章 響蘭の世界

「夕食は何がいい?」
「お寿司!!」
「「ダメだ」」
「何で!?」
「俺達ある意味有名人なのに一緒にいたらやばいだろ…」
「私の財布の事も考えなさい…」
「神代さん金持ちだろ」
「普段から持ち歩かないんだ」
「ふーん…響と大違いだな」
「はぁ!?」
「だって前タクシー乗った時普通に1万出てたし、UFOキャッチャーで5万使うし」
「…小銭が無かっ」
「UFOキャッチャーは?」
「転売…で…」
「楽器、ピアス、俺のジャケット、ワイン、バイク」
「…」
「響、昔から無駄遣いするなと言っただろう」
「…もう買いたいもの買いましたし…」
「この前マンション買うって言ったのどこの誰だ?」
「言わないでよ!!」
「はぁ…響の通帳私が管理しようかな…」
「やだ!!私の金!!全然無くならないから使った方がいい!!」
「マンションはやめなさい」
「…はーい…」
「金の事は小野に任せた方が良さそうだな」
「え!?俺!?」
「響は小野の言う事聞くだろう?」
「そこまで聞かな」
「聖は私に甘いから私が管理します!!」
「…小野、頼んだ」
「おうw」
「何でー!!」

ガキが1人出没した…

「で、何が食べたい?」
「聖のご飯!!」
「はぁ!?」
「私も興味あるなw」
「いや、俺響以外に出」
「聖のご飯凄い美味しいんですよ!!」
「そうか、尚更興味が出てきたw」
「えー…じゃあ…ラザニアとアクアパッツァでいい?」
「作れるのか?」
「まぁ…今度響に作ろうと思ってたし…」
「マジで!?師匠!!スーパー行こ!!」
「はいはいw」
「ちょっと待て、俺はどこで料理すればいいんだ?」
「私の家に来なさい」
「…はーい…」
「嫌か?」
「作るのが嫌…響以外に作った事ねーから何か心配…響好みの味にアレンジしたりするし…」
「そこまで考えてるのかw」

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