無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「前から思ってたけどお前本当に俺の事好きなんだな」
「好きだよ」

恥ずかしがらずにはっきり言えるのか…
自分で聞いたのにこっちが恥ずかしいわ

「そうか…」
「ごめん」
「は？」
「迷惑でしょ？」
「…何が」
「私みたいなやつが聖の事を好きになったから」
「…」
「聖が嫌ならわた」
「迷惑だったら…振ってる」
「っっ!!///」

こいつは他の女と全然違う
他の女は俺と仲良くなろうとする奴はいなかった
だけどこいつは俺と仲良くなろうとしてた
俺はこいつの事信じられた
だから俺はこいつを振らなかった

「俺は恋愛とかよく分からん。だけどお前からのは嫌だと思わなかった」
「…そう///」
「…また顔赤いな。今日で何回目だ？w」
「うっさい…聖が優しいのが悪い…///」
「っ!?」

何で俺にくっついてこんなこと言うんだよ!!

「…お前、最低会長にもこんなことしたのか？」

俺は何でこんな事聞いてるんだ!?
こいつは颯の事嫌ってるのに…

「颯に？してないよ。今思えば私颯のこと好きじゃなかったのかも。だけど今はっきり言えるのは私は聖が大好きって事かな///」
「っ!!///」

何故か俺はあいつの事を軽く抱きしめてた
俺の顔を見られたくなかった
絶対こいつみたいな顔してる…

「聖!?///」
「…サンキュ…まだ顔上げるな…///」
「うん///」

何だよこれ…
こんなことしようと思った事無かったのに …

「っ…悪い…」
「うん///」
「俺は…まだよく分からない。それでもいいのか？」
「いいよ。私は聖と話したりできれば幸せだから」

俺と話すだけで幸せ？
大袈裟だ…
でも…こんな女初めてだ…

「次血圧測る時やばいかもw」
「悪い」
「気にしないでw」

結局俺は5時くらいまで病室にいた
そして少し…少しだけど

恋愛について考えるようになっていた