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不器用同士

第106章 蘭の家に角谷が!?

「え…マンション…?」
「お父さんが単身赴任でいないだけだから家はそのまま」
「そうなんだw」

確かに2階の安そうな部屋だった

「上がって」
「お邪魔します」
「飲み物何がいい?」
「お酒…あ、無いか…ごめん」
「あるよ」
「え!?マジで!?」
「量はないからそこはごめんね」
「ありがとうw」

そう言えば前蘭ちゃんが怒った時、蘭ちゃんの響って話してたな…
今の明るい響を作ったのは蘭ちゃんなのかな…?

「氷結でいい?」
「ありがとう」

俺達は飲み始めて話した

「俺ってやっぱモテ期終わったのかな…」
「阿部くんの前で言っちゃいけない言葉だねw」
「聖ばっかモテてる…響と常にいる事ができる聖が羨ましい…だから強く当たっちゃうんだよね…」
「でも響が唯一演技しないで仲良くしてる男だ。取らないであげて…じゃないとまた」
「分かってるけど…惚れてるから…」
「私は今の明るい響を保ちたい。だから角谷くんの行き過ぎた行動が少し許せない事がある」
「…ごめん…」
「1週間だけさりげなく響と小野くんを邪魔しないであげてくれない?」
「さりげなく?」
「完全に話すなって訳じゃない。ただ今までみたいなボディータッチとか我慢してみて。あとは響と小野くんが既に話してる時は話しかけないとか」
「でも」
「分かってる。響が好きなら少しでも話したいよね。だけど1週間全く話さない訳じゃない。少しだけ我慢して欲しいんだ…最近響安定してなくて…」
「…そっか」
「響の代わりみたいなのは私がやるからお願い」
「代わりって言われても何か申し訳無いよ」
「…そうだねwだけど響に少しだけ休憩させてあげたいからさw」
「…響の代わりって言い方何か嫌だねw」
「そう?」
「蘭ちゃんは蘭ちゃんだからね」
「まぁねw」
「でも…蘭ちゃんが代わりって決めてるなら俺も合わせる」
「っっ!?いいの…?」
「響にはもっといい笑顔させたいしwだけど蘭ちゃんって呼ぶからね?」
「分かったよw」

蘭ちゃんに代わりしてもらいたくないのは本心
だけど蘭ちゃんは響の事めっちゃ考えてる
だから俺はできるだけ支えたい

「ねぇ蘭ちゃん、最初のお願いしていい?」
「何?」
「ハグしていい?」
「別にいいよ…///」

照れた?
可愛い…かも…?
でも響を真似しただけかもしれないし…
慣れるかな…?

「来てw」
「…うん///」

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