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不器用同士

第106章 蘭の家に角谷が!?

電話切れたのか…

「どうしたの?」
「え"…あー…お父さん帰ってくるって…はは…」
「え!?」

ガチャ…

「「っっ!?」」

やばいやばいやばいやばい…
こんな時間に大事な娘さんと2人でいるなんてどうしたら言い訳できるんだ…

「ただいま」
「お、おかえり…」
「玄関に男物の靴があったがどうしたんだ?」
「あ…愚痴聞いてただけ…」
「すみません。俺が相談乗ってくれるように頼んだんです。こんな時間まですみませんでした」
「そうか。これからも蘭と仲良くしてあげてくれ」
「はい。じゃあ俺は帰ります」
「じゃあね、角谷くん」
「今日はありがとねw」
「うん」

恐ろしい…
蘭の父親の目がとてつもなく恐ろしかった…

蘭side

まさか蓮と付き合えるとは思わなかった…
しかも両思いだし…

SEXは…うん…恥ずかしかった…
当分したくない
恥ずかしすぎて死ぬ

しかも師匠来るし…
ヤってるタイミングじゃなくて良かった…

「蘭、何があった」
「…申し訳ありません。話が伸びすぎてしまってこんな時間に…」
「男嫌いじゃなかったのか?」
「学校では演技してるので…」
「そうか」
「何で今日来たんですか?」
「娘に会いたくなったから来た。それだけだよw」

これ…
本当に師匠…?

「どうしたんですか…?」
「何がだ?」
「娘って…何で…」
「私は今まで響蘭として育ててきた」

そうだよね…

「しかし小野と話していて思った。響蘭なんて関係なく蘭や響と過ごしたいと」
「…響蘭…じゃない…?本当に娘…?」
「ああ。今までは申し訳なかった」

師匠が謝ってる…?
これが師匠の本心…?

「…『お父さん』って呼んでいいんですか…?本当に師匠は私のお父さんなんですか…?」
「ああ。だから敬語なんて使うな。いつも通りの蘭でいなさい」
「ありがとう…お父っ…さん…」
「泣かないでくれ。さっきの角谷と言う男に殴られそうだw」
「え!?」
「付き合ってるんだろう?」
「付き合ってない!!///てか蓮は人殴らな…い…」
「付き合ってるじゃないかw」
「…うっさい」
「本当に蘭も響も変わったな」
「え?」
「二人共男嫌いだったのに小野と角谷がいるおかげで蘭も響もいい笑顔している。感謝したいくらいだ」
「し…お父さんが感謝しなくても…」
「いいじゃないかw」
「絶対会わせない」
「そうかw」

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