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不器用同士

第110章 大ピンチ!?

パンパンパンパンッ!!

今何があった…?
何でナイト君がエアガンで戦ってるんだ…?

「聖!!大人しくしててよ!!…らぁっ!!」
「うるせー!!少しくらいかっこつけさせろ!!角谷動くなよ!!っっ!!」

は!?
でも動かない方がいいんだよな…

パンッ!!…パンパンッ!!

「ゔっ…あ"っ!!」

あ、逃げられる

「できるだけ遠く行ってろ!!」
「でも」
「巻き添え食らいたいのか!?」
「…怪我しないでよ!?」
「警察呼ぶような真似するなよ!!」
「何で!!」
「そっちの方が都合いいんだよ!!ふっ!!」

都合がいい?
意味分かんねーよ…
だけど言う事聞いた方がよさそうだね…
とにかく逃げた

10分後

プルルル…

蘭!!
早く出ないと

〈蓮!!大丈夫!?〉
「俺は大丈夫!!蘭は!?」
〈大丈夫!!もう片付いたから戻ってきて〉
「わ、分かった!!」

戻ったら大量の人が倒れてた

「本当に大丈夫…?」
「うん」
「蘭、ガーゼと包帯ある〜?」
「あるよー」

え?

「響めっちゃ血出てるじゃん!!」
「ん?切られた場所が広いだけで傷は深くないよ。てか聖と同じ反応しないでよw」
「誰だってこんな反応するだろ!!」
「聖?私は死なないって言ったでしょ?」
「そうだけど…」
「それよりも何で大人しくしてなかったの?」
「…悪い。戦いづらくしたな…」
「いや、ちょっと助かった。エアガン持っててくれてありがと」
「ああ」
「蓮!!」
「っっ!?」

なぜ蘭に抱きつかれてるんだ?
え?

「ごめんっ…私が…っ…外で待っててなんて言ったから…っ…」
「大丈夫だから泣かないでよw想像以上に蘭が強くてびっくりしただけw」
「…」
「…『響蘭』ってやつのおかげなのかな?」
「…」
「それは私が説明するよ」
「響…私が言った方が」
「まぁまぁ、蘭は蓮くんに抱きついてなw」
「死ね」
「蘭も響も抑えろ」

パンッ!!

「ゔっ…」

「ほら、こんな風に周りが逃げようとするだろ?」
「まだ意識あったか」
「意外とタフだな」
「響、説明いいかな?」
「簡単に言えば響蘭は時に武力を持って人を動かす仕事」
「人を動かす…?」
「リムジンも脱税した奴の運転手を使った」
「…」
「武力を持つと言っても人は殺さない。あくまで一時的な戦闘不能にするだけ」
「…蘭のお父さんがボスって感じなのかな?」

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