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雷斗side

蘭さんに彼氏できたのか…
兄貴の気持ちがよく分かった
幸い蘭さんは俺が蘭さんの事好きな事を知らないみたいだ
告る…か…

「じゃあ俺達隣で寝てるので」
「あ、うん」
「…蘭さん、ちょっといいですか？」
「え？まぁいいけど」

とりあえず上の階の1番端の部屋に行って告ろう…

「雷斗どうした？」
「俺…蘭さんの事好きなんです」
「え？どうしたw」
「蓮サンが蘭さんを想うように、俺も蘭さんが好きなんです」
「…結果が分かってても伝えたかったんだ…w」
「諦める気無いのでw」
「そうかw…私もモテ期だったんだねぇw」
「蘭さんが気づかないだけじゃないですか？w」
「そうかなぁw」

告ったはいいけど…
もう少し夢見たい…

「蘭さん」
「ん？」
「キス…じゃなくて…ハグさせてください」
「そうだねぇ…キスは蓮でも恥ずいからできないけどハグならいいよw」
「…本当はキスしたいけど…蘭さんに嫌われたくないのでハグさせてくださいw」
「いーよw…っっ!?」

1秒でも早くハグしたかったから蘭さんを引っ張った

「…雷斗〜。肉食すぎないか？w」
「…ホント…好きなんです…っ…何で俺じゃダメなんですか…俺は…っ…やっぱ…ガキすぎですか…？」
「…蓮はおちゃらけてるようで実は真面目に考えてる。多分そこに惚れた…雷斗も似てるのかもしれない。だけど…まぁ…とどのつまり、よく分からないw雷斗は充分大人だよwちゃんと自分の言いたい事言えたんだからw」
「…やっぱキスしてぇよ…好きな人に…」
「ごめんね。私にも好きな人いるからさ」
「分かってますよ…」
「…さて、そろそろ布団も敷き終わったでしょ。行こうか」

蘭さんが俺から離れて行く…
俺…全然落とせねーじゃん…

「んー…これは告白してくれたお礼にしようかなw」
「は？」

チュッ…

「っっ!?///」
「雷斗は答えを知ってても私に告ってくれた。そういう勇気がある雷斗はlikeだ。だから成長したご褒美w蓮には内緒だよwあと雷斗からはしちゃダメ」
「は、はい…///」

こんなに欲しかった蘭さんとのキス…
不意打ちで頭に入ってこなかったけど蘭さんとキスできた…

「…次…俺からキスできるように頑張ります…絶対…蘭さんを俺の彼女に…」
「恥ずいねぇwさぁ、戻ろうかw」
「はいw」