テキストサイズ

不器用同士

第119章 悠馬さんの合コンw

「逆?」
「この歳で言うのもなんですけど…キュンとしました…///」
「…そう…ですか…?」

キュンとする要素はどこなんだ…

「悠馬さんは女の子の事分かってないですねw」
「そうですね。さっぱり分かりません」
「あははw正直に言う所凄くいいと思いますw」
「ありがとうございます…?」
「今更ですけど悠馬さんの方が年上なんですから敬語使わなくていいのにw」
「いや…初見の人には失礼にあたるかと思って…」
「じゃあ次は敬語なしで話してくれるんですねw」
「あ…」
「楽しみにしてますw」
「あのそこまで言われると使いづらいんですが…」
「いいじゃないですかw」

プルルル…

「すみません、出てきます」
「はい」

角谷か…

〈長谷川さんとのデートどうですか?w〉
「お陰様で楽しませてもらってるよ💢」
〈悠馬さんからアプローチするとは思いませんでしたw〉
「…響に似てるからな…」
〈確かにw〉
「もう切るからな」
〈こっちは解散したんで俺は蘭の所に行きます。なのでもう少しゆっくり楽しんでください〉
「…努力はする…」
〈頑張ってくださいw〉
「ああ…」

「お待たせしてすみません」
「いえいえw蓮くんですよね?w」
「…ええ…」
「何でそんなに嫌そうなんですかーw」
「娘が心配なんですよ…」
「いいお父さんですねw」
「そうですか?」
「ええ。とてもいいお父さんだと思いますw」
「良かった…」
「え!?何で急に脱力するんですか!?」
「いや…子育てに不安が…」
「まぁ誰でも通る道ですよ」
「だといいですね…」
「で、蓮くんは悠馬さんに彼女作ってあげようとしてこの合コン開いたんじゃないんですか?w」
「…ここまで勘が鋭い人は初めてだ…」
「よく言われますw」
「でも…今まで恋愛感情抱いた事ないんですよね…」
「え!?」
「その理由が自分でも分からないんです」
「まぁ好き嫌いの理由は誰でも分かりませんよ。好きになったらそれまでって考えた方が楽じゃないですか?」
「…そうかもしれませんw」
「笑ったー!!w」
「今まで何回も笑ったと思うんですけど…」
「ちゃんと笑ってるのいいと思いますよw」

何でだろうか…
ふとこんな事を思ってしまった…

「…娘の友達以外の初めて会う人にこんなに笑ったのは初めてだ…」
「ホント!?嬉しい!!w」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ