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蘭side

「ねー、お父さんまだ？」
「悠馬さん用事あるんだって」
「はぁ？何で蓮が知ってるの？」
「ちらっと聞いたんだよw」
「あっそ」
「ま、そのうち来るんじゃない？」
「だといいけどね」

用事とはいえ遅くない？
もう19:30なんだけど💢
面会終了まであと30分なんだけど？💢

ガラガラ…

「はぁ…すまない…遅くなった…」
「遅い。何してたの？💢」
「人に会う用事があったんだ…疲れた…」
「へー…何で連絡入れないの💢」
「早く終わるかと…」
「娘に心配されるとか何なの？💢」
「心配…？心配してたのか…？」
「っっ!?///心配してるわけないでしょ!?」
「心配か…よかった…」
「だから心配してない!!」
「悠馬さん、上手くいったんですか？w」
「…別に…」
「うんwよかったよかったw」
「何の話？」
「んー、蘭にはあんま関係ない話かな」
「はぁ？」
「いずれ話す…」
「今話なさいよ!!」
「後で」
「何でよ!!」

早く話せばいいのに何で教えてくれないんだよ…
何の話か分からないし…

プルルル…

「もしもし」
『悠馬さん!!私明日フリーだった!!』
「そうかw今病院だから後でまた電話する」
『うん!!じゃあね!!』
「ああw」

「お父さん？今の誰？💢」
「え"…」

悠馬side

これはまずいな…
どうやって隠そうか…
角谷…は爆笑してて使い物にならないか…

「誰？💢」
「多分…明日会うから…今日は勘弁してくれ…」
「女？💢」
「…いや…知り合いだ…」
「女かどうか聞いてるの💢」
「いや…その…」
「はっきり言え!!💢」
「……な…です…」
「聞こえない💢」
「…女…です…」

蘭ってこんなに怖かったのか…!?
人生で1番死にそうな状況だ…

「ふーん？明日ここに連れてきて💢」
「は、はい…」
「あはははははっ!!wwwも、もう無理www悠馬さんのこんな所見れるとかwwwあはははははっ!!www」
「角谷💢」
「だってwww悠馬さん強いのに弱くなっwwwやばいwww」
「蓮？1回黙ろうか(💢^ω^)」
「はい、申し訳ございませんでした」
「失礼します。面会時間終了になりました」
「そうですか、ありがとうございます」
「ちゃんと明日も来てね？(💢^ω^)」
「…はい…」

嫌だな…
大事な娘のお見舞いなのに行きたくない…
腹くくるしかないのか…