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不器用同士

第30章 デート!!

「お次の方どうぞー」

よりによって1番前に座るのか…
気絶しませんように…

「それでは、行ってらっしゃーい!!」

心の準備できてないんだが…

「あははははっ!!キャー!!」

すげー…
よくはしゃげるな…

「聖!!登ってるよ!!1番上だよ!!」
「えっ!?マジかよ!!…うわぁーっっ!!」
「全然速くないじゃん!!www」

こ、これが70km…
70kmが速くない響マジすげー…

「おかえりなさーい」

やっと終わった…

「気絶はしてないみたいだねw」
「何とかな…」
「ちょっと早いけどご飯行こうか」
「そうだな」

開店前に並んだんだけど並ぶ人が多かった
30分くらい待って席につけた

「何食う?」
「んー、カルボナーラと生ハムのサラダ。聖は?」
「1ポンドステーキ」
「流石男子w」
「前は響もこれくらい食ってたじゃねーかw」
「まーねw」

それぞれの料理が来て食い始めた

「聖、ステーキ1切れちょうだい」
「ん、いいよ。カルボナーラちょっとくれ」
「いいよー…んー!ステーキ久しぶりだから余計美味しいw」
「ここのカルボナーラなかなか行けるな」
「やっぱ聖も思った?w」
「美味いw」

「あー、お腹いっぱいw」
「確かにw」
「じゃ、払ってくるね」
「別に払わなくてもいいのに」
「じゃあ後で聖の分回収するよw」
「回収wじゃあ頼む」
「はーい」

「次どこ行く?」
「聖の行きたい所」
「じゃあ…お化け屋敷」
「え…」
「苦手?」
「…得意ではないけど聖が行きたいなら行く」
「サンキュなw」

「き、恐怖の館…」
「名前だけだろw」
「そうだけど…」
「ほら、行くぞ」
「…はい」

響は俺の腕に抱きつきながら歩いていた
可愛いんだけど…
胸思いっきり当たってるんだよな…
困る
年頃の男には生殺しみたいなものだ…

バンッ!!

「ーっっ!?」
「ビビりすぎだろw」
「ビ、ビビってないし!!」
「はいはいw」

ア"ァァァ…

障子から真っ白な腕が出てきた

「ひぃっ!!」
「おー、これは驚くな」
「ビビってないから!!」
「俺何も言ってないけどw」
「うっさい!!」

「やっと終わった…」
「怖かった?w」
「怖くない!!」
「涙目だけどw」
「泣いてない!!」
「はいはいw」

涙目なのに泣いてないって言うあたりマジ可愛いw

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