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サムライダー

第2章 ミオside

かわす言葉がなくなって立ちつくすわたしとサムライ男。


「……そしたらもう行くぞ」


…なんだってそんなことに…。いきなり会ったばかりの娘なんかと…?そうポカーンと実感がわかないでいた。


「…いいの…?」



よくわからないけどつい出てしまった返答に自分でも驚いてる。



「おいてくぞっ」



なんで…?わたしは恋愛したことなんてなかったせいか脈絡もへったくれもなくサムライに頼りがいを感じそうになる…。



「…じゃあ行く」



それでもサムライ男のいかつい顔つきが照れてるように見えたような気がしたし。


さっきの女性を助けたり悪ガキらにも臆せずに向かっていったサムライ。そのときだけはちょっとカッコよく見えたかもしれない。



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