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本気になんかならない

第20章 リンドウの咲く季節

さて、いつもの平日早朝。

風邪っぽいようなぽくないようなだるさとともに
昨日、床に打ちつけた肩が痛む、そんな俺。
とりあえず身体は動くので、学校に歩を向ける。

そういえば俺って登校拒否人間だったよな。
以前はこんな体調だったら、しめた!とばかりに休んでいたのに。

可愛い彼女に会えるから…かな?
部長のあの冗談を真に受けたわけでもないけれど
メグの笑顔を見て安心したくて。

そして、今日も図書室の鍵を開けた。
室内をひとめぐりしてカーテンを開ける。

そうしてドアから出ようとしたとき
そこにメグが立っていた。

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