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本気になんかならない

第24章 唯一無二

驚いて小浜さんを見ると、泣いていて
唇を少し震わせながら、途切れ途切れに説明しだす。

「今日の集まりはね、夕方からなの。
早くに呼びだして、ごめんね。

最後に宮石君と、いたかったの」

ポロっと涙がこぼれて
小浜さんの膝に置いた手に落ちた。

…突然何、この状況?

俺は天窓を仰ぐ。
そこには頼りなく青い空が覗いていた。

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