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本気になんかならない

第24章 唯一無二

請うように俺を見る期待の瞳を視界からはずす。

「小浜さんは可愛いから
これからどんどんいい人に出会えるよ」

「そんなこと言うんだ……
じゃあ、途中まで手をつないでいい?
あ、誰かに見られちゃったら困るよね、ごめんね」

立ちあがってニッコリと笑った小浜さんは
今までで一番可愛く見えた。

俺、、すごくもったいない。。

だけど、何かが違うんだ。
「手はごめん。けど、一緒に行こう?」

俺たちは歩きだした。

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