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本気になんかならない

第30章 初デート

なのに、彼女は静かに寝入っているようで
シーツの上は規則正しく上下するのみ。

気のせいか…。

夜が明けだしたか、部屋全体に白い光がさしてきていて、壁の時計は5時を少し過ぎていた。

まだ早い、割には明るい……。
俺が外を確認しようと窓に寄ったそのとき

「和君…」


そう聞こえた気がして、、


なのに、ベッドの上を見つめるも、
スヤスヤと寝ている。

寝言?

と思いつつ、彼女に近づいた。

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