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本気になんかならない

第36章 夜は恋蛍

数年後には彼と結婚して、そのまま家庭に入ると思っていた私は、とたんに現実にかえる。

彼ありきだった人生が途絶えて、星を見あげた夜、取りのこしていた夢を思いだした。

昔の私が目指していたこと…。


1年通って、両親が離婚して、学費が払えなくて休学していた大学。
半分はあきらめていた教職。

だけど、私も働いてそこそこ貯めてたし、就職した兄も援助してくれて、復学することに。

そして、出会った。
私、26才の秋。

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