take a breather
第21章 Be with you
4月の初め
俺とニノは、無事入学式を終え
2、3年生が練習をしている体育館へと足を運んだ
扉を開くと体育館全面をバドミントン部が使用している
この高校には体育館がいくつかあり
それぞれの部活が不自由なく使えるんだそうだ
中学の時は半面ずつとか曜日分けで使ってたのになぁ…
さすが私立の運動強豪校
6面あるコートの中に、あのふたりの姿があった
まだペア組んでんだな…
しかも、あの時からプレイがあまり変わっていない
半年近くあったのになぁ…
「おっ!来たな、大宮ペア」
そう声を掛けてきたのは
俺のクラス担任兼バドミントン部顧問の松本先生
今日、ここに来たのも松本先生の指示
学校自体は明日が始業式で
2、3年生は部活をやってるから
帰りに覗きに来いと言われた
それでニノにも声を掛けてふたりで来たってわけ…
「「ちわっ」」
ニノとふたりで挨拶をする
「どうだ?うちの部員たちは」
松本先生が隣に立ち、コートに視線を送る
「いい選手が揃ってますね
新人戦では優勝してましたし
さすが推薦で生徒を取ってるだけあります」
「二宮…お前、言いづらいことハッキリ言うなぁ…」
「そうですか?事実でしょ?
俺たちだってそれで入学させて貰えたんだし」
「まぁ、そうだけどな
可能性がある選手にはより良い環境で練習して貰った方がいいだろ?
折角いい芽が出てるのに花を咲かせてやれないんじゃ勿体ない」
「それで言うなら、あのペアは勿体ないですね
半年もあったのに全然進歩してない」
ニノの視線の先にいたのは勿論あのふたり
俺とニノは、無事入学式を終え
2、3年生が練習をしている体育館へと足を運んだ
扉を開くと体育館全面をバドミントン部が使用している
この高校には体育館がいくつかあり
それぞれの部活が不自由なく使えるんだそうだ
中学の時は半面ずつとか曜日分けで使ってたのになぁ…
さすが私立の運動強豪校
6面あるコートの中に、あのふたりの姿があった
まだペア組んでんだな…
しかも、あの時からプレイがあまり変わっていない
半年近くあったのになぁ…
「おっ!来たな、大宮ペア」
そう声を掛けてきたのは
俺のクラス担任兼バドミントン部顧問の松本先生
今日、ここに来たのも松本先生の指示
学校自体は明日が始業式で
2、3年生は部活をやってるから
帰りに覗きに来いと言われた
それでニノにも声を掛けてふたりで来たってわけ…
「「ちわっ」」
ニノとふたりで挨拶をする
「どうだ?うちの部員たちは」
松本先生が隣に立ち、コートに視線を送る
「いい選手が揃ってますね
新人戦では優勝してましたし
さすが推薦で生徒を取ってるだけあります」
「二宮…お前、言いづらいことハッキリ言うなぁ…」
「そうですか?事実でしょ?
俺たちだってそれで入学させて貰えたんだし」
「まぁ、そうだけどな
可能性がある選手にはより良い環境で練習して貰った方がいいだろ?
折角いい芽が出てるのに花を咲かせてやれないんじゃ勿体ない」
「それで言うなら、あのペアは勿体ないですね
半年もあったのに全然進歩してない」
ニノの視線の先にいたのは勿論あのふたり