無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「いつまでそうしてるつもり？」

髪の匂いを嗅いでいると、翔さんから強めにそう質問された

これはこの行動が嫌なんじゃなくて
早く次へ進めってことなんだよね？

でも、ちょっと意地悪して焦らしてみた

「ん〜、いつまででもしていたい…」

ギュッと強く抱きしめる

嘘じゃないよ？
いつでも翔さんの事、ずっとこうして抱きしめていたい

翔さんはくるりと首だけ後ろを振りかえると
チュっとキスをし、ジッと俺を見つめる

「翔さん？」

「……早く、シテ？」

潤んだ瞳でそうお願いされれば
俺の答えはただ一つ

「ハイ」

翔さんからのお願いに
『NO』で答えられる訳がない

翔さんの頬を両手で包み込み
しっとりと唇を押し当てる

翔さんの唇は初めてキスされた時と同じ感触…

弾力があって、温かくて、気持ちいい

相葉さんとニノのキスのやり取りを聞いた時
唇の感触を色々と試したけど
翔さんの唇は他の物でなんか代用出来ない

その感触を堪能するように、何度も翔さんの唇を啄む

「あ…智…」

キスの合間に名前を呼ばれ
薄く開いた唇の間から舌を侵入させると、すぐに絡め取られた

翔さんの腕が俺の首の後ろに回る

ゆっくりと倒れていく翔さんに引き寄せられ
翔さんの上に覆い被さった

翔さんが仕掛ける戦略に次々と嵌っていく

貪るようなキスを続けながら
翔さんパジャマの裾から手を忍ばせた

「んっ…ふっ、ぅっ…」

ピクンと反応する翔さんの体…

上方へ向かって手を這わせていき
目的の地へと辿り着く

小高い丘の頂を、指先で押し潰すように撫でると翔さんの背中が反り返った

「んんっ…」

その反応を見て、次の攻撃に転じた