take a breather
第22章 Song for me
国分さんに言われた通り、真っ直ぐ家に帰って自宅待機
何もする気になれず、ぼーっとしたまま気が付けば夜になってた…
夕ごはん…何食べよう…昼も食べてないから何か食べないと…
ずっと智と食べてたから
ひとりで食べる夕食が久しぶり過ぎて
何を食べていいかもわからないや…
買い物に行く気にもなれず
買い置きしておいたカップラーメンにお湯を注いだ
3分待って蓋を外す
「…いただきます…」
麺をつまんでひとくち啜る
「……おいしくない…」
自分の好みで買って置いた物なのに
全然おいしくないよ、智…
智と一緒に食べた物は、どんな物だって美味しかったのに…
焼き過ぎて焦げたトーストだって
煮込みが足りないてない肉じゃがだって
あなたとふたりで食べれば何でも美味しかった…
「智くん…逢いたい…」
もう会えないとわかっているから、余計に逢いたい…
スマホを手に取り、画面を開けば
智からのメッセージが大量に着信していた
LINEの通知設定オフにしてたから…
メッセージの内容は『急に仕事が変わって寂しい』という物から始まり
『今、何してるの?』
『どこにいるの?』
『まだ仕事終わらないの?』
『帰りウチに寄れる?』
智…本当に聞かされてないんだ…
『まだ、仕事終わらない
ごめん…今日はそっちに行けない』
逢いたくて仕方ないのに
事実を知らない智に会うことは出来ない
すぐに付いた既読の文字…
『そっか…残念…
新しい仕事、頑張って
おやすみ』
会うことがなくなれば
智の中から俺への想いは消えて行ってしまうのだろうか…
「智…」
智から送られてきたメッセージを見続けていたら
スマホの画面にポタポタと水滴が落ちた…
何もする気になれず、ぼーっとしたまま気が付けば夜になってた…
夕ごはん…何食べよう…昼も食べてないから何か食べないと…
ずっと智と食べてたから
ひとりで食べる夕食が久しぶり過ぎて
何を食べていいかもわからないや…
買い物に行く気にもなれず
買い置きしておいたカップラーメンにお湯を注いだ
3分待って蓋を外す
「…いただきます…」
麺をつまんでひとくち啜る
「……おいしくない…」
自分の好みで買って置いた物なのに
全然おいしくないよ、智…
智と一緒に食べた物は、どんな物だって美味しかったのに…
焼き過ぎて焦げたトーストだって
煮込みが足りないてない肉じゃがだって
あなたとふたりで食べれば何でも美味しかった…
「智くん…逢いたい…」
もう会えないとわかっているから、余計に逢いたい…
スマホを手に取り、画面を開けば
智からのメッセージが大量に着信していた
LINEの通知設定オフにしてたから…
メッセージの内容は『急に仕事が変わって寂しい』という物から始まり
『今、何してるの?』
『どこにいるの?』
『まだ仕事終わらないの?』
『帰りウチに寄れる?』
智…本当に聞かされてないんだ…
『まだ、仕事終わらない
ごめん…今日はそっちに行けない』
逢いたくて仕方ないのに
事実を知らない智に会うことは出来ない
すぐに付いた既読の文字…
『そっか…残念…
新しい仕事、頑張って
おやすみ』
会うことがなくなれば
智の中から俺への想いは消えて行ってしまうのだろうか…
「智…」
智から送られてきたメッセージを見続けていたら
スマホの画面にポタポタと水滴が落ちた…