take a breather
第22章 Song for me
布団に潜り込み、長く遅い時間の流れに耐える
何もする気になれない、無気力な生活はいつまで続くのかな…
智のレコーディングが終われば、新たな配属場所に移動になるけど
仕事が与えられれば、いくらか気は紛れるのだろうか…
『ピンポーン…』
突然部屋の呼び鈴が鳴った
この部屋に来る人物に心当たりがない…
親が何か送って来たのか?
学生時代も、たまに仕送りしてくれたけど、もう社会人なんだからいいのに…
宅配便ぐらいしか、思い浮かばず
フラフラと玄関まで足を運んだ
「…はい」
玄関ドアを小さく開くと、そこに立っていたのは…
「しゃ、ちょう?」
見間違いではなく、松岡社長がそこに立っていた
「よっ」
片手を上げて挨拶をする社長を、凝視してしまった
「あ、の…なんで…」
「そんな顔するなよ…
何も取って食おうって訳じゃないんだから」
思い当たるのは、智との事…
国分さんは、社長には話さないと言っていたが
もしかして伝わってしまったのだろうか
それならそれでも構わない…
国分さんは、解雇になるのは辛いだろうと言っていたけれど
智の傍にいられないなら、きっとこの会社にいない方が楽になれる…
そう考えたら、急に気持ちが楽になった
そうだよ…智から離れればいいんじゃん…
近くに存在を感じるから苦しいんだ
元の一ファンに戻ればいいだけのこと…
何もする気になれない、無気力な生活はいつまで続くのかな…
智のレコーディングが終われば、新たな配属場所に移動になるけど
仕事が与えられれば、いくらか気は紛れるのだろうか…
『ピンポーン…』
突然部屋の呼び鈴が鳴った
この部屋に来る人物に心当たりがない…
親が何か送って来たのか?
学生時代も、たまに仕送りしてくれたけど、もう社会人なんだからいいのに…
宅配便ぐらいしか、思い浮かばず
フラフラと玄関まで足を運んだ
「…はい」
玄関ドアを小さく開くと、そこに立っていたのは…
「しゃ、ちょう?」
見間違いではなく、松岡社長がそこに立っていた
「よっ」
片手を上げて挨拶をする社長を、凝視してしまった
「あ、の…なんで…」
「そんな顔するなよ…
何も取って食おうって訳じゃないんだから」
思い当たるのは、智との事…
国分さんは、社長には話さないと言っていたが
もしかして伝わってしまったのだろうか
それならそれでも構わない…
国分さんは、解雇になるのは辛いだろうと言っていたけれど
智の傍にいられないなら、きっとこの会社にいない方が楽になれる…
そう考えたら、急に気持ちが楽になった
そうだよ…智から離れればいいんじゃん…
近くに存在を感じるから苦しいんだ
元の一ファンに戻ればいいだけのこと…