
take a breather
第3章 このままもっと
「あ、翔くん起きたの?」
キッチンから戻ってきた智くん。
「うん。ねぇ、もしかして片付け全部智くんにやらせちゃった?」
「いや、潤も手伝ってくれた。
洗い物は俺がやるからって、先に休んでもらったんだよ」
「ごめんね、何もしないで」
「気にしなくっていいよ
気持ち良さそうに眠ってる翔くんを、俺が起こしたくなかっただけだから」
ほんとに甘いなぁ、智くんは…
でも、そんな甘さが今の俺には身にしみて嬉しい。
潤じゃないけど、愛されちゃってるな俺、って感じるから。
だから素直に言葉にしよう
「ありがと」
そう言うと、智くんは嬉しそうに笑って
「どういたしまして」
と返してくれた。
「翔くん、目が覚めたなら風呂入っちゃえば?
もうこんな時間だし」
時計を見ると深夜2時過ぎ
平日だと次の日のことを考えてもう寝たい時間だけど
明日は日曜。多少遅くなっても問題はない
それに俺は軽く寝たけど、智くんはずっと動きっぱなし
「智くん先使ってよ。
俺、少し寝たから後からで大丈夫」
「…じゃあさ、一緒に入る?」
智くんの突然のお誘い
すぐに返事を返せず智くんの顔を見つめてしまった
過去の反省から、これは『うん』と答えるべきなんだよね…
返事をしようと口を開いた瞬間、智くんが眉毛を下げ笑った。
「ごめん、調子に乗った…」
「え?」
「潤とニノが一緒に入ってたから、ちょっと羨ましいなぁ、って思って…ごめんな」
「ううんっ。いいよ…一緒に入ろ?
俺も智くんと一緒に入りたい」
「いいの?嫌なら嫌って断っていいんだよ?」
「全然嫌じゃないよ」
笑顔でそう答えると、智くんも嬉しそうに笑った。
「じゃあ、行こっか」
智くんが差し出した手を握り、ふたりで風呂場へ向かった。
キッチンから戻ってきた智くん。
「うん。ねぇ、もしかして片付け全部智くんにやらせちゃった?」
「いや、潤も手伝ってくれた。
洗い物は俺がやるからって、先に休んでもらったんだよ」
「ごめんね、何もしないで」
「気にしなくっていいよ
気持ち良さそうに眠ってる翔くんを、俺が起こしたくなかっただけだから」
ほんとに甘いなぁ、智くんは…
でも、そんな甘さが今の俺には身にしみて嬉しい。
潤じゃないけど、愛されちゃってるな俺、って感じるから。
だから素直に言葉にしよう
「ありがと」
そう言うと、智くんは嬉しそうに笑って
「どういたしまして」
と返してくれた。
「翔くん、目が覚めたなら風呂入っちゃえば?
もうこんな時間だし」
時計を見ると深夜2時過ぎ
平日だと次の日のことを考えてもう寝たい時間だけど
明日は日曜。多少遅くなっても問題はない
それに俺は軽く寝たけど、智くんはずっと動きっぱなし
「智くん先使ってよ。
俺、少し寝たから後からで大丈夫」
「…じゃあさ、一緒に入る?」
智くんの突然のお誘い
すぐに返事を返せず智くんの顔を見つめてしまった
過去の反省から、これは『うん』と答えるべきなんだよね…
返事をしようと口を開いた瞬間、智くんが眉毛を下げ笑った。
「ごめん、調子に乗った…」
「え?」
「潤とニノが一緒に入ってたから、ちょっと羨ましいなぁ、って思って…ごめんな」
「ううんっ。いいよ…一緒に入ろ?
俺も智くんと一緒に入りたい」
「いいの?嫌なら嫌って断っていいんだよ?」
「全然嫌じゃないよ」
笑顔でそう答えると、智くんも嬉しそうに笑った。
「じゃあ、行こっか」
智くんが差し出した手を握り、ふたりで風呂場へ向かった。
