
take a breather
第25章 P・A・R・A・D・O・X
「あっ…」
舐められた唇が擽ったくて声を上げると、開いた唇から舌が入ってくる
欲しかったモノが与えられ、逃さないように舌を絡め吸い付いた
「んっ…ふ…」
ひとしきりキスを交わしたあと、智の舌が出ていった
離れていく唇を目で追っていくと、口角が上がりニヤッと笑う
「キス…上手くなったね
初めてした時は気失ってたのに」
「あれはっ!先生がっ…」
「智」
言い間違った俺を、ニコッと笑って正す
「智が…色んな事を次々とするから
キャパオーバーしたんだよっ」
初めてのキスなのに、いきなり濃い〜のしてくるし
そのあとの事も想像させられちゃったし
智が、聞いたこともない甘〜い声で『好きだよ、翔』なんて囁くし…
そんなの、恋愛経験値ゼロの俺に一気に押し寄せたら
キャパオーバー起こして、脳みそがショートするに決まってるじゃんっ
「じゃあ、今日もキャパオーバーしちゃうかな?」
智が俺の首元に顔を埋めた
首筋を吸われる感触に、ビクッと体が震えた
「あ…さ、とし?なにして…」
「もちろん、キスマーク付けてるんでしょ?
今までは見つかったら大変だから付けられなかったけど
もう何しても大丈夫だよね?」
キス、マーク…?
「えっ!やだっ!そんな所に付けたら目立っちゃうっ」
「わざと目立つ所に付けてるんだよ
これからは毎日一緒にはいられないんだから
翔が恋人持ちだってアピールして、牽制しないと」
「誰も俺なんか相手にしないよ
高校3年間で1度も告白された事ないんだから」
舐められた唇が擽ったくて声を上げると、開いた唇から舌が入ってくる
欲しかったモノが与えられ、逃さないように舌を絡め吸い付いた
「んっ…ふ…」
ひとしきりキスを交わしたあと、智の舌が出ていった
離れていく唇を目で追っていくと、口角が上がりニヤッと笑う
「キス…上手くなったね
初めてした時は気失ってたのに」
「あれはっ!先生がっ…」
「智」
言い間違った俺を、ニコッと笑って正す
「智が…色んな事を次々とするから
キャパオーバーしたんだよっ」
初めてのキスなのに、いきなり濃い〜のしてくるし
そのあとの事も想像させられちゃったし
智が、聞いたこともない甘〜い声で『好きだよ、翔』なんて囁くし…
そんなの、恋愛経験値ゼロの俺に一気に押し寄せたら
キャパオーバー起こして、脳みそがショートするに決まってるじゃんっ
「じゃあ、今日もキャパオーバーしちゃうかな?」
智が俺の首元に顔を埋めた
首筋を吸われる感触に、ビクッと体が震えた
「あ…さ、とし?なにして…」
「もちろん、キスマーク付けてるんでしょ?
今までは見つかったら大変だから付けられなかったけど
もう何しても大丈夫だよね?」
キス、マーク…?
「えっ!やだっ!そんな所に付けたら目立っちゃうっ」
「わざと目立つ所に付けてるんだよ
これからは毎日一緒にはいられないんだから
翔が恋人持ちだってアピールして、牽制しないと」
「誰も俺なんか相手にしないよ
高校3年間で1度も告白された事ないんだから」
