take a breather
第27章 Turning Up
「酷いと思わない⁈
こんな仕打ちある?
一度喜ばせておきながら〜」
「わかったから、ちょっとボリューム落としてよ
みんなこっち見てるじゃん」
今月誕生日を迎えようとしていた僕は、久しぶりに失恋をした
失恋と言っても、付き合っていた恋人ではない
ただ、僕が一方的に好きだった相手
告白して『友達からなら』と言われたのが半年前…
そろそろ先に進んでも大丈夫かな?と思って、先月の初めの頃に僕の誕生日に合わせて旅行に誘った
一度はオッケーをくれたのに『やっぱりごめん』と断りのLINEが入ったのは数時間前
すぐに昔からの友人であり、僕の良き理解者であるニノに連絡を取り
話を聞いてもらおうとカフェに呼び出した
「ダメならダメで最初から断ってくれればよかったのにぃ〜」
「とりあえずチャレンジしてみようとは思ったんでしょ?
よくよく考えてみたらダメだってわかったんじゃないの?」
「せっかく高級リゾートホテル予約したのに…
なんなら、雰囲気に押されて既成事実作れるかな、って…
それなのに、酷いー」
「だからっ、ボリューム!
今の話聞いただけなら、アンタの方がよっぽど酷い男に聞こえるからっ!」
「なんでよ!
ホテルだって僕が手配して僕の奢りなんだよ⁈
どこが酷いの⁈」
「普通ならね?
今の智の発言は、男が女友達を旅行に誘って、そこで無理やりヤッちゃおう、って話に聞こえるんだよ
どう考えたって、世間的には酷い人間なのは、アンタでしょ」
ニノが苦笑いする
こんな仕打ちある?
一度喜ばせておきながら〜」
「わかったから、ちょっとボリューム落としてよ
みんなこっち見てるじゃん」
今月誕生日を迎えようとしていた僕は、久しぶりに失恋をした
失恋と言っても、付き合っていた恋人ではない
ただ、僕が一方的に好きだった相手
告白して『友達からなら』と言われたのが半年前…
そろそろ先に進んでも大丈夫かな?と思って、先月の初めの頃に僕の誕生日に合わせて旅行に誘った
一度はオッケーをくれたのに『やっぱりごめん』と断りのLINEが入ったのは数時間前
すぐに昔からの友人であり、僕の良き理解者であるニノに連絡を取り
話を聞いてもらおうとカフェに呼び出した
「ダメならダメで最初から断ってくれればよかったのにぃ〜」
「とりあえずチャレンジしてみようとは思ったんでしょ?
よくよく考えてみたらダメだってわかったんじゃないの?」
「せっかく高級リゾートホテル予約したのに…
なんなら、雰囲気に押されて既成事実作れるかな、って…
それなのに、酷いー」
「だからっ、ボリューム!
今の話聞いただけなら、アンタの方がよっぽど酷い男に聞こえるからっ!」
「なんでよ!
ホテルだって僕が手配して僕の奢りなんだよ⁈
どこが酷いの⁈」
「普通ならね?
今の智の発言は、男が女友達を旅行に誘って、そこで無理やりヤッちゃおう、って話に聞こえるんだよ
どう考えたって、世間的には酷い人間なのは、アンタでしょ」
ニノが苦笑いする