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take a breather

第28章 Welcome to our party

「それでは、誓いのキスを…」

潤の言葉に、翔の肩に手を置いて見つめ合う

「翔…」

「はい」

「人生終わりを迎える時まで 俺のパートナーとして生きてくれ」

改めて俺の言葉で翔に想いを伝える

きらきらと涙で光る瞳で微笑む翔

「はいっ」

そのふっくらとした唇に、唇を押し当てた

「ヒューヒュー!」

相葉の茶化した声

「もう!バッカ!神聖な儀式を邪魔してんじゃないよ!」

ニノのその声も十分邪魔してるけどな?
でも、俺たちにはその方がらしくていい

気心知れた仲間たちに囲まれて、和気藹々と執り行われる儀式

堅苦しい物じゃなくていい
要は、どれだけみんなが祝ってくれてるかが大切な事だから…

「ちょっと、智さん!キス長すぎっ!」

「もう!神父まで邪魔しちゃダメでしょ!
あんたら、結婚式の最中だってわかってる⁈」

「だって、こんなに長くする必要ないじゃん!」

「ねぇ、和さん。俺たちも誓いのキスしちゃう?」

「しないわっ!
大野さん、もうやめて…
じゃないと収集がつかないっ」

3人のわちゃわちゃした声が響く最高にしあわせな空間の中で
俺と翔は永遠の愛を誓い合い続けた。


〈end〉

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