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take a breather

第5章 復活LOVE

「わかったよ…あのふたりが簡単に決めたことじゃない事も
翔くんがそれを認めた理由も…」

「じゃあ、ふたりのこと認めてくれるの?」

「あぁ、認める…
松潤も言ってたけどさ、今の嵐なら大丈夫だろ?」

「うん!ありがとう、智くん」

翔くんが嬉しそうな笑顔を見せた

「ただし…」

俺が真剣な顔で翔くんを見つめると
一瞬で翔くんの顔から笑顔が消えた

「…ただし?」

「俺たちの事ももう一度話し合おう?」

そう言って翔くんの両手を俺の両手でそっと包み込んだ

「…智くん」

翔くんとの距離を詰め座り直す

「俺の気持ちはあの時から変わってないよ?
今でも翔くんのことが好きだ…
だから俺との事、もう一度考えてみて」

握った手に力をこめる

「智くん…あんな酷いことしたのに、俺のこと許してくれるの?」

不安そうに揺れる瞳で俺を見つめる翔くん

「許すも許さないも…あの時は俺も翔くんの意見に賛成したんだよ?
翔くんだけが悪いんじゃない…
自分の想いを貫き通せなかった俺も悪い」

「ううん!智くんは何も悪くないよ!
俺が臆病で弱かったから…
嵐と智くんの両方を守りきれる自信がなかった
世間にふたりの関係がバレたらどうしようって…
でも、凄く後悔したんだ…智くんを傷つけたこと
きっと俺のこと恨んでるだろうな、って…ずっと思ってた」

「恨んでなんかないよ
さっきも言っただろ?
俺の想いはあの時から何も変わってない」

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