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「ニノもね、俺たちの出した答えを知って気持ちを抑えてた
でも、相葉くんはその頃俺たちの事情を知らなかったから…
ニノへの想いが抑えきれなくなったんだろうね
気持ちを伝えたのは今から半年前…」

「半年前？でも付き合い出したのは先月なんだろ？」

翔くんは頷き話を続けた

「ニノも最初は断ったんだよ…
でもね、相葉くんが諦めずに何度も想いを告げて…
何回も話し合って、説得されたって…」

相葉ちゃんがニノを説得、か…
俺には考えなもしなかった事だな…翔くんを説得するなんて

「それで、その話を聞いた翔くんはふたりの仲を認めたんだ」

「うん…ニノが泣きながら謝るんだ…
『ごめん、翔ちゃん』って
『ふたりは嵐の為に諦めてくれたのに…俺は諦められなかった』って
ニノにあんな風に言われたら
俺は止められないよ

諦める苦しさは痛いほどわかるから…
それをあのふたりに強制できない
ごめん…あの時、智くんには苦しい思いさせたのに」

相葉ちゃんの強さだな…

ニノが自分の事を想ってくれてると知ったら相葉ちゃんはきっと引かない

通常なら相葉ちゃんが理論派のニノを説得するなんて無理なんだ

でも、その無理な事を相葉ちゃんはやってみせた

相葉ちゃんの前向きな考え方はいつもミラクルを起こす

俺たちとあのふたりの違いはそこだ

相葉ちゃんの圧倒的なプラス思考に、ニノが感化された

だったらさ、俺たちも相葉ちゃんに感化されてみようよ、翔くん。