take a breather
第7章 コイゴコロ
「え…俺、准一さんのことヘコませてたんですか?」
「ん、何度かね…
わかってはいるんだけどさ
ちょっとだけ…淡い期待を持ってたりもしたから」
苦笑いをする岡田
その気持ちはちょっとわかる…
さっきから俺が嫉妬してしまうくらい仲は良いんだ
ただ、そこにある想いが岡田と櫻井では違うもの
先輩への『尊敬』と後輩への『恋心』
だけど櫻井の反応が可愛いから
もしかしたら、ほんのちょっとだけでも可能性があるんじゃないかって思いたくなるんだ
でも…
「期待?それって俺が期待を裏切ってたって事ですか?」
ほら、本人は何もわかってない…
きっと岡田はその度にへこんできたんだろう
そんな岡田が気の毒になった
でも気の毒には思うけど
櫻井の事を狙ってるとわかった時点で俺にとっては危険人物
例えどんな相手だろうと
櫻井の事を諦めてくれるまでは情けを掛ける事は出来ない
そして、間違いなくこいつはまだ諦めきれてない
そりゃそうだよな
櫻井と俺が付き合いだしたのはまだ2日前…
岡田がその事実を知るはずもない
俺としてははっきり宣言しても良いんだけど
櫻井がそれを望んでるかわからない以上、勝手に行動は出来ない
「期待を裏切ってたって事ではないから気にすんな」
切なげな眼差しで微笑む岡田からは
長い間櫻井を想い続けてきたであろう愛情が滲み出ていて少し胸が痛んだ。
「ん、何度かね…
わかってはいるんだけどさ
ちょっとだけ…淡い期待を持ってたりもしたから」
苦笑いをする岡田
その気持ちはちょっとわかる…
さっきから俺が嫉妬してしまうくらい仲は良いんだ
ただ、そこにある想いが岡田と櫻井では違うもの
先輩への『尊敬』と後輩への『恋心』
だけど櫻井の反応が可愛いから
もしかしたら、ほんのちょっとだけでも可能性があるんじゃないかって思いたくなるんだ
でも…
「期待?それって俺が期待を裏切ってたって事ですか?」
ほら、本人は何もわかってない…
きっと岡田はその度にへこんできたんだろう
そんな岡田が気の毒になった
でも気の毒には思うけど
櫻井の事を狙ってるとわかった時点で俺にとっては危険人物
例えどんな相手だろうと
櫻井の事を諦めてくれるまでは情けを掛ける事は出来ない
そして、間違いなくこいつはまだ諦めきれてない
そりゃそうだよな
櫻井と俺が付き合いだしたのはまだ2日前…
岡田がその事実を知るはずもない
俺としてははっきり宣言しても良いんだけど
櫻井がそれを望んでるかわからない以上、勝手に行動は出来ない
「期待を裏切ってたって事ではないから気にすんな」
切なげな眼差しで微笑む岡田からは
長い間櫻井を想い続けてきたであろう愛情が滲み出ていて少し胸が痛んだ。