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take a breather

第8章 rolling days

合格を貰え調子に乗り過ぎた結果…
復習が終わった時に俺の下にいたのはヘロヘロになってる翔さん

そんな翔さんを支えて風呂に向かった

浴槽の中で俺の前へ座る翔さんは完全に脱力状態で俺に凭れ掛かっている

「大丈夫?翔さん」

「ん…らいじょぶ…」

じゃねぇな…まだふにゃふにゃだ

そんな翔さんも可愛いんだけど それ以上に心配

まさかこんなにグッタリするとは…

思ってる以上に体に負担が掛かるんだ

「ごめん…翔さん」

「ん?どうして?」

「だって俺のせいだし…」

「智くんだけのせいじゃないよ
僕が良いって言ったんだし…
でも ちょっとショックだなぁ…10年前はもっといけたのに
体力付けないと智くんに愛想つかされちゃう」

10年前はまだイケたんだ…

でもさ…10年経ったから今のエロかわ翔さんがいるんじゃない?

「大丈夫…愛想なんかつかさないよ?
翔さんすっげぇエロくて可愛いんだもん
誰にも渡せるわけないでしょ?」

翔さんが顔だけ後ろを振り返る

「ほんと?こんなおじさんなのに?」

不安そうな瞳で俺を見上げる翔さん
わかってないなぁ…こんなに魅力的なのに

「おじさんなんかじゃないよ
翔さんだって3年前にかあちゃんに同じ事言わなかった?
おばさんなんかじゃない、って」

「言った…」

「でしょ?その時のかあちゃんより今の翔さんの方が全然若いんだよ?
それをおじさんなんて言ったら かあちゃんに怒られるよ」

「そっか…そうだよね」

翔さんに笑みが戻る

「それにさ、中身は俺の方が大人でしょ?」

「えぇ〜?そんな事ないよぉ…
僕の方が大人だもん」

唇突き出して剥れてるのに?

まぁ エッチの方は断然翔さんの方が大人だけどね

「そうだよね、翔さんの方が大人だよね」

「あ〜、馬鹿にしてるでしょお」

頬っぺたまで膨らませちゃったよ…
これのどこが大人でおじさんなんだ?可愛すぎるだろ

でもこれ以上ご機嫌損ねたくないし…

突き出してる唇にキスをする

離れようとすると片腕を首に回され引き止められた

「ん…もっとぉ…」

ゾクリとする程甘い声…
この誘い方は間違いなく大人だ

翔さんに負けないくらい大人の男になれるように頑張るからさ
これからも個人授業お願いしますよ?

世界一可愛いくて愛しい…俺だけの翔センセイ♪


《end》

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