take a breather
第9章 Calling
「はい、アイスコーヒーとアイスカフェラテどうぞ」
カウンターに置かれる3つのグラス
なんだかんだでちゃんと相葉の分も淹れてんだから
本気で邪険に扱ってるわけでもないんだろう
それにさっきは気付かなかったけど
電話を掛けたって事は個人的に連絡先交換してるって事だろ?
しかも結構親しげに…
やっぱニノも相葉のこと 満更なくもねぇんじゃねぇ?
「いただきます」
翔がタオルにくるんだ仔猫をテーブルに置いてカフェラテを飲んだ
「うん、美味しい…」
グラスを持った手をテーブルに置くと
すぐ横にいた仔猫がよろよろと動き出し翔の手に擦り寄ってきた
「ふふっ…可愛い…」
もう片方の手で仔猫の頭をそっと撫でる翔
「その猫ちゃん、大野さんみたい」
「は?どこがだよ?」
「色が黒くて、翔ちゃんの事が好きなとこ?」
「な、なに言ってんだっ、お前!」
「ははっ!確かに!」
ニノまで…
「だって この前、松岡さんがココで言ってましたよ?」
松兄?あの人、また何か余計な事を…
「なんて言ってた?」
恐る恐る聞いてみる
「カズさんが『最近お気に入りとランチしないの?』って聞いたら
『智の所に嫁に出した』って」
「はっ?」
「へ?」
俺と翔の驚きの声が被る
何言ってんだ!あの人は!
翔の顔を見ると真っ赤に染まってた
そりゃそうだよな…
でも松兄…それ正確な情報じゃねぇし
まだ嫁には貰ってねぇから…
いずれ貰うつもりでいるけどな
「それって翔ちゃんの事じゃないの?
最近よくふたりでいるよね?」
相葉が隣に座る翔を覗き込むように尋ねた
「あ…えと…」
答えに詰まる翔
相手は翔で間違い無いけど『はい』と答えられる質問ではないよな…
カウンターに置かれる3つのグラス
なんだかんだでちゃんと相葉の分も淹れてんだから
本気で邪険に扱ってるわけでもないんだろう
それにさっきは気付かなかったけど
電話を掛けたって事は個人的に連絡先交換してるって事だろ?
しかも結構親しげに…
やっぱニノも相葉のこと 満更なくもねぇんじゃねぇ?
「いただきます」
翔がタオルにくるんだ仔猫をテーブルに置いてカフェラテを飲んだ
「うん、美味しい…」
グラスを持った手をテーブルに置くと
すぐ横にいた仔猫がよろよろと動き出し翔の手に擦り寄ってきた
「ふふっ…可愛い…」
もう片方の手で仔猫の頭をそっと撫でる翔
「その猫ちゃん、大野さんみたい」
「は?どこがだよ?」
「色が黒くて、翔ちゃんの事が好きなとこ?」
「な、なに言ってんだっ、お前!」
「ははっ!確かに!」
ニノまで…
「だって この前、松岡さんがココで言ってましたよ?」
松兄?あの人、また何か余計な事を…
「なんて言ってた?」
恐る恐る聞いてみる
「カズさんが『最近お気に入りとランチしないの?』って聞いたら
『智の所に嫁に出した』って」
「はっ?」
「へ?」
俺と翔の驚きの声が被る
何言ってんだ!あの人は!
翔の顔を見ると真っ赤に染まってた
そりゃそうだよな…
でも松兄…それ正確な情報じゃねぇし
まだ嫁には貰ってねぇから…
いずれ貰うつもりでいるけどな
「それって翔ちゃんの事じゃないの?
最近よくふたりでいるよね?」
相葉が隣に座る翔を覗き込むように尋ねた
「あ…えと…」
答えに詰まる翔
相手は翔で間違い無いけど『はい』と答えられる質問ではないよな…