take a breather
第9章 Calling
「俺は全然詳しくないですよ?
カクテルの意味を知ってるのもこれくらいで…
以前飲んだのも松岡さんに飲みに連れて行って貰って
でも何を頼んだらいいのかわからなくて迷っていたら
松岡さんがブルー・ラグーンを頼んでくれて
『これを贈るのに相応しい相手見つけろよ』って…
その時に意味を教えて貰ったんです」
「さすが松岡さん
口説くのにカクテル使ってるクチだね」
松兄ならサラッとやりそうだな…
俺にはそんなキザなこと無理だけど
「で?結局意味はなんなんだ?」
翔にとって俺がブルー・ラグーンを贈るのに相応しいって事でいいのか?
「あ、えと…」
言いづらそうな翔
躊躇ってるってことはあまりいい意味ではない?
「誠実な愛…」
代わりにニノが答えてくれた
「誠実な愛?」
「そう、誠実な愛…
櫻井さんから贈りたいのか
それとも大野さんから贈られたいのか…
どちらにしても櫻井さんは大野さんとの事を真剣に考えてるってことでしょ?」
翔に向かって優しく微笑むニノ
翔は恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて俯いた
あぁ…ふたりきりなら間違いなく抱きしめてたな
でもふたりきりだったらカクテルに意味があることを知ることが出来なかったし
何よりその名前に込められた意味と翔の想いを知ることが出来なかっただろう…
そうなるとニノが居てくれたことに感謝だな
抱きしめることなら、これからいくらでも出来るんだから
「いい名前だな…ブルー・ラグーン」
そう言って眠っている仔猫の頭を撫でると翔が嬉しそうに笑った。
カクテルの意味を知ってるのもこれくらいで…
以前飲んだのも松岡さんに飲みに連れて行って貰って
でも何を頼んだらいいのかわからなくて迷っていたら
松岡さんがブルー・ラグーンを頼んでくれて
『これを贈るのに相応しい相手見つけろよ』って…
その時に意味を教えて貰ったんです」
「さすが松岡さん
口説くのにカクテル使ってるクチだね」
松兄ならサラッとやりそうだな…
俺にはそんなキザなこと無理だけど
「で?結局意味はなんなんだ?」
翔にとって俺がブルー・ラグーンを贈るのに相応しいって事でいいのか?
「あ、えと…」
言いづらそうな翔
躊躇ってるってことはあまりいい意味ではない?
「誠実な愛…」
代わりにニノが答えてくれた
「誠実な愛?」
「そう、誠実な愛…
櫻井さんから贈りたいのか
それとも大野さんから贈られたいのか…
どちらにしても櫻井さんは大野さんとの事を真剣に考えてるってことでしょ?」
翔に向かって優しく微笑むニノ
翔は恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて俯いた
あぁ…ふたりきりなら間違いなく抱きしめてたな
でもふたりきりだったらカクテルに意味があることを知ることが出来なかったし
何よりその名前に込められた意味と翔の想いを知ることが出来なかっただろう…
そうなるとニノが居てくれたことに感謝だな
抱きしめることなら、これからいくらでも出来るんだから
「いい名前だな…ブルー・ラグーン」
そう言って眠っている仔猫の頭を撫でると翔が嬉しそうに笑った。