
take a breather
第9章 Calling
相葉に猫が夜行性だと教えて貰いはしたが
ふたりが別々に寝る事には変わりなく
寧ろ寝ているところをブルーに邪魔されないようにと
ミルクの当番の日はソファーの上で寝るようになり
そのせいでリビングでの添い寝さえ出来なくなってしまった
当番じゃないヤツはひとり寝室のベッドでゆっくり就寝…
そうしないと体が持たないだろうと
本当に世の中の母親たちには頭が下がる
そんなこんなで一週間が過ぎ
ブルーのミルクの量が順調に増え授乳回数も5回に減った
そろそろ夜中の授乳は不要になりそうだ
金曜日の朝、今日もニノの店に寄ってブルーを預けに行く
「ブルー良い仔にしててね、またお昼に来るから」
「みゃあ」
「それじゃあ二宮さん、お願いします」
ニノがブルーを抱いて店の外まで見送りをしてくれた
「仕事がんばってね」
「はい」
「じゃあ、よろしくなニノ」
「いってらっしゃい」
歩き出すと背後からブルーの鳴き声が聞こえる
「みぃ…」
いつもはケージに入れたまま店内でニノにブルーを渡すけど
今日は外での見送りなせいか、ブルーの鳴き声が寂しそうに聞こえた
翔も気になったのか
チラチラと後ろを振り返る
「大丈夫だよ、ニノに任せておけば」
「そうですよね…
でもなんか寂しそうで…
今までこんな風に鳴かれた事ないから」
「鳴いてはいたのかもしれないけど
部屋の中だったから聞こえなかったのかもな」
「あ、そっか…今日は外だから…」
「ん、まぁ昼には会えるから我慢しろよ?
ブルーだって我慢してるんだから」
「はい…」
視線を下げ返事をする
ブルーよりも翔の方が寂しそうじゃねぇか…
ふたりが別々に寝る事には変わりなく
寧ろ寝ているところをブルーに邪魔されないようにと
ミルクの当番の日はソファーの上で寝るようになり
そのせいでリビングでの添い寝さえ出来なくなってしまった
当番じゃないヤツはひとり寝室のベッドでゆっくり就寝…
そうしないと体が持たないだろうと
本当に世の中の母親たちには頭が下がる
そんなこんなで一週間が過ぎ
ブルーのミルクの量が順調に増え授乳回数も5回に減った
そろそろ夜中の授乳は不要になりそうだ
金曜日の朝、今日もニノの店に寄ってブルーを預けに行く
「ブルー良い仔にしててね、またお昼に来るから」
「みゃあ」
「それじゃあ二宮さん、お願いします」
ニノがブルーを抱いて店の外まで見送りをしてくれた
「仕事がんばってね」
「はい」
「じゃあ、よろしくなニノ」
「いってらっしゃい」
歩き出すと背後からブルーの鳴き声が聞こえる
「みぃ…」
いつもはケージに入れたまま店内でニノにブルーを渡すけど
今日は外での見送りなせいか、ブルーの鳴き声が寂しそうに聞こえた
翔も気になったのか
チラチラと後ろを振り返る
「大丈夫だよ、ニノに任せておけば」
「そうですよね…
でもなんか寂しそうで…
今までこんな風に鳴かれた事ないから」
「鳴いてはいたのかもしれないけど
部屋の中だったから聞こえなかったのかもな」
「あ、そっか…今日は外だから…」
「ん、まぁ昼には会えるから我慢しろよ?
ブルーだって我慢してるんだから」
「はい…」
視線を下げ返事をする
ブルーよりも翔の方が寂しそうじゃねぇか…
