
take a breather
第9章 Calling
「ほんとに?」
俺の腕の中でまだ疑う様子
「そんなに俺の事信じられない?
信用して貰えないのって悲しいことなんじゃないの?」
体を少し離して翔の顔を見つめた
「信じてます!
大野さんが俺の事、好きだって言ってくれてることも頭ではわかっているんです
でも…それでも不安になる…」
「男同士だから?」
そう聞くと翔は視線を伏せた
「かもしれません…
女性だったら当たり前に与えられる幸せを
俺は大野さんに与えてあげられないから…」
「例えば?」
「子供もそうですし…」
「だからそれはブルーで十分だって」
「それに…」
「それに?」
翔は恥ずかしそうに俯いた
「…胸も、ない…」
「……は?
そんな理由?」
「そんな、って…
だって触り心地悪いでしょ?
だから大野さん…あれから何もしてこないんでしょ?」
あれからって…あのいい所までいってブルーに邪魔された時?
「そんな事思ってたの?」
小さく頷く翔
まさか翔がそんな風に思ってると思わなかった
俺ばかりが翔の事を欲しがってるとばかり思っていたけど
そうじゃなかったんだ
翔もちゃんと俺の事を求めてくれてた
それなのに中途半端な状態のままで終わりにしてしまっていたから
翔に『やはり男の体じゃ駄目なんだ』と思わせてしまった
「ごめんな…そうじゃないんだ
俺はずっと翔の事が欲しいと思ってるよ?
でもさ、男同士って時間も体の負担も掛かるから」
「え?そうなんですか?」
「うん、はじめてだから余計にな…
だから 今の睡眠時間が少ない状態の時に
翔に無理させられないと思って我慢してたんだよ」
「…なんだ」
翔の体からふっと力が抜けた
「安心した?」
翔がコクッと首を縦に振る
俺の腕の中でまだ疑う様子
「そんなに俺の事信じられない?
信用して貰えないのって悲しいことなんじゃないの?」
体を少し離して翔の顔を見つめた
「信じてます!
大野さんが俺の事、好きだって言ってくれてることも頭ではわかっているんです
でも…それでも不安になる…」
「男同士だから?」
そう聞くと翔は視線を伏せた
「かもしれません…
女性だったら当たり前に与えられる幸せを
俺は大野さんに与えてあげられないから…」
「例えば?」
「子供もそうですし…」
「だからそれはブルーで十分だって」
「それに…」
「それに?」
翔は恥ずかしそうに俯いた
「…胸も、ない…」
「……は?
そんな理由?」
「そんな、って…
だって触り心地悪いでしょ?
だから大野さん…あれから何もしてこないんでしょ?」
あれからって…あのいい所までいってブルーに邪魔された時?
「そんな事思ってたの?」
小さく頷く翔
まさか翔がそんな風に思ってると思わなかった
俺ばかりが翔の事を欲しがってるとばかり思っていたけど
そうじゃなかったんだ
翔もちゃんと俺の事を求めてくれてた
それなのに中途半端な状態のままで終わりにしてしまっていたから
翔に『やはり男の体じゃ駄目なんだ』と思わせてしまった
「ごめんな…そうじゃないんだ
俺はずっと翔の事が欲しいと思ってるよ?
でもさ、男同士って時間も体の負担も掛かるから」
「え?そうなんですか?」
「うん、はじめてだから余計にな…
だから 今の睡眠時間が少ない状態の時に
翔に無理させられないと思って我慢してたんだよ」
「…なんだ」
翔の体からふっと力が抜けた
「安心した?」
翔がコクッと首を縦に振る
