
take a breather
第9章 Calling
嫌じゃないという割には浮かない顔
「何か問題ある?」
「そんなに甘えていいのかな…って
俺、ペット飼っても大丈夫な所へ引っ越そうかと思ってました
すぐには無理でもひと月もあれば探せるだろうし」
「翔がブルーを引き取るつもりだったの?」
コクンと頷く翔
「もう家族みたいなもんだから…
手放したくないな、って」
「ん〜、俺 またブルーに負けてる?」
「え?なんでですか?」
「だってブルーの事は家族みたいで手放せないって言うのに
俺の元は離れようとするから」
「離れようとなんてしてません
ただ迷惑掛けてるから…
夜もゆっくり寝られないし
朝もいつもより早く出なくちゃいけないし」
「それだってもう暫くの話だろ?
ブルーが餌を食べられるようになれば
夜のミルクあげはなくなるし
昼間はひとりで留守番するようになる…
翔が部屋を見つけて引っ越す頃には
もう今みたいに手が掛からなくなってるよ」
「あ…そっか…」
「だろ?
だったらいいじゃん
翔が嫌じゃないなら、このままここに住んじゃえば」
翔は視線を下げ、考えてるようだ
「…本当にいいんですか?」
上目遣いで俺の様子を伺う
「もちろん」
「でも…」
また視線を伏せる翔
「何が気になるの?
翔は俺と暮らしたくない?
今の生活に不満がある?」
翔は首を横に振った
「違います…逆です…
今の生活が幸せだから…
これ以上大野さんといたら、俺が大野さんを手放せなくなる…」
少し悲しそうな表情をする翔…
まだ俺の事 信用しきれてないか
そんな事考えちゃうなんて…
翔の腕を取り ゆっくりと抱き寄せた
「俺なんてもう既に手放せなくなってるけど?」
「え…?」
「手放せないから、一緒に暮らそうって言ってんの」
「何か問題ある?」
「そんなに甘えていいのかな…って
俺、ペット飼っても大丈夫な所へ引っ越そうかと思ってました
すぐには無理でもひと月もあれば探せるだろうし」
「翔がブルーを引き取るつもりだったの?」
コクンと頷く翔
「もう家族みたいなもんだから…
手放したくないな、って」
「ん〜、俺 またブルーに負けてる?」
「え?なんでですか?」
「だってブルーの事は家族みたいで手放せないって言うのに
俺の元は離れようとするから」
「離れようとなんてしてません
ただ迷惑掛けてるから…
夜もゆっくり寝られないし
朝もいつもより早く出なくちゃいけないし」
「それだってもう暫くの話だろ?
ブルーが餌を食べられるようになれば
夜のミルクあげはなくなるし
昼間はひとりで留守番するようになる…
翔が部屋を見つけて引っ越す頃には
もう今みたいに手が掛からなくなってるよ」
「あ…そっか…」
「だろ?
だったらいいじゃん
翔が嫌じゃないなら、このままここに住んじゃえば」
翔は視線を下げ、考えてるようだ
「…本当にいいんですか?」
上目遣いで俺の様子を伺う
「もちろん」
「でも…」
また視線を伏せる翔
「何が気になるの?
翔は俺と暮らしたくない?
今の生活に不満がある?」
翔は首を横に振った
「違います…逆です…
今の生活が幸せだから…
これ以上大野さんといたら、俺が大野さんを手放せなくなる…」
少し悲しそうな表情をする翔…
まだ俺の事 信用しきれてないか
そんな事考えちゃうなんて…
翔の腕を取り ゆっくりと抱き寄せた
「俺なんてもう既に手放せなくなってるけど?」
「え…?」
「手放せないから、一緒に暮らそうって言ってんの」
