
take a breather
第10章 Lotus
智くんがコーヒーを淹れてくれてる間に先程開いてくれたファイルに目を落とした
そこに描かれていた物は店舗前に置くスタンドタイプの看板の図
その看板は全面ブラックで染められており
下方に白色で書かれた『Lotus』の店名と 中央に縁がぼかされた白い円形の中に描かれた蓮の花
蓮の花は花びらは薄いピンクから上に向かって濃いピンクへとグラデーションがかっている
「すごっ…」
「なにが?
はい、暑いからアイスコーヒーにしといた」
智くんがコーヒーを作業台の上に置いてくれた
「ありがとう…
ねぇこれ、智くんが描いたの?」
「そうだよ?何かあった?」
「いや、これ…プロの職人の仕事でしょ…凄く綺麗」
「ほんと?翔ちゃんに褒めて貰えるなんて嬉しいなぁ」
「誰だって褒めるよ 凄い素敵だもん
この絵、袋にも使った方が良いよ」
「うん、翔ちゃんがそう言うならそうする」
俺が言うならって…そんな簡単に決めて良いのか?
勿論、こちらとしてはお客様に気に入って貰えるような物を提供するけど
それでも最終決定はお客様がするものだし…
袋を作る事が初めてだからお任せしたくなるのはわかるけど
「取り敢えずこの看板と同じような感じでデザイン作って、見積もり出してみる
2、3日中にまた来るから
それで大丈夫なら正式に発注って事で良いかな?」
「ほんとっ!?また翔ちゃんが来てくれるの?」
「うん。それともやっぱり相葉さんの方がいい?
それなら相葉さんに話して代わって貰うけ…」
「ううんっ、翔ちゃんがいい!」
言い終わる前に即答されて
その勢いにちょっとびっくりした
でも なんか嬉しいや…
こんな短時間の間に俺の事 気に入って貰えた?
「今度来る時はパンの試作しとくから食べてよ」
「ほんと?楽しみにしてる」
そこに描かれていた物は店舗前に置くスタンドタイプの看板の図
その看板は全面ブラックで染められており
下方に白色で書かれた『Lotus』の店名と 中央に縁がぼかされた白い円形の中に描かれた蓮の花
蓮の花は花びらは薄いピンクから上に向かって濃いピンクへとグラデーションがかっている
「すごっ…」
「なにが?
はい、暑いからアイスコーヒーにしといた」
智くんがコーヒーを作業台の上に置いてくれた
「ありがとう…
ねぇこれ、智くんが描いたの?」
「そうだよ?何かあった?」
「いや、これ…プロの職人の仕事でしょ…凄く綺麗」
「ほんと?翔ちゃんに褒めて貰えるなんて嬉しいなぁ」
「誰だって褒めるよ 凄い素敵だもん
この絵、袋にも使った方が良いよ」
「うん、翔ちゃんがそう言うならそうする」
俺が言うならって…そんな簡単に決めて良いのか?
勿論、こちらとしてはお客様に気に入って貰えるような物を提供するけど
それでも最終決定はお客様がするものだし…
袋を作る事が初めてだからお任せしたくなるのはわかるけど
「取り敢えずこの看板と同じような感じでデザイン作って、見積もり出してみる
2、3日中にまた来るから
それで大丈夫なら正式に発注って事で良いかな?」
「ほんとっ!?また翔ちゃんが来てくれるの?」
「うん。それともやっぱり相葉さんの方がいい?
それなら相葉さんに話して代わって貰うけ…」
「ううんっ、翔ちゃんがいい!」
言い終わる前に即答されて
その勢いにちょっとびっくりした
でも なんか嬉しいや…
こんな短時間の間に俺の事 気に入って貰えた?
「今度来る時はパンの試作しとくから食べてよ」
「ほんと?楽しみにしてる」
