take a breather
第10章 Lotus
最初から名前で、か…あれ?
「ねぇ もしかして智くんが俺に名前で呼ばせたかったのって それが理由?」
「ん?あぁ そう…恋人には名前で呼んでもらいたいじゃん?
カズみたいなことも ありえるのかなぁ、って思って 翔ちゃんには最初から名前で呼んでもらった」
なんか智くんの言い方だと
俺たちが恋人になるのは俺が智くんに会った時には決まっていたみたいだな…
智くんが好きでいてくれたのは わかったけど
俺が智くんを好きになる保証なんてないのに…
「もしさ…俺が智くんを好きにならなかったらどうするつもりだった?」
「どうするもなにも 決まってるだろ?」
決まってるんだ…
「どうするの?」
「そうなるように イメージして行動するのみ」
そうか…そうだよね…
智くんはそうやって今まで生きてきて
そして夢を叶えた…
智くんの真っ直ぐな想いなら
どんなに困難なことでも現実のものに出来るんじゃないかな…
そんな智くんの人生をずっと傍で見続けたい…
「智くんの次の夢はなに?」
「翔ちゃんと結婚して幸せな家庭を築くこと!」
純真な瞳で見つめられ 即答されると顔が熱くなる
今の社会じゃ実現させるのは難しいかもしれない
でも そう断言してくれることが嬉しいから 俺の想いも伝えるね?
「え、と…その夢…一緒に叶えてもいい、かな?」
「んふっ、当たり前でしょ?ふたりじゃないと叶えられない」
智くんが嬉しそうに微笑みながら
優しく包み込むように抱きしめてくれた
「あー、ラブラブ〜」
楽しそうな相葉さん
「あぁ もぅ…邪魔してんじゃないよ」
呆れ気味のカズさん
「いつか…ちゃんとプロポーズするからね?」
耳元で甘い声で囁いてくれる智くん
「うんっ、待ってる…」
智くんを抱きしめ返し
智くんの言葉に正直な気持ちで応える俺
ありのままの自分を晒け出し それを受け止めてくれる人たちがいる
この心地よい空間を手に入れた事に喜びを感じながら
『ふたりの夢が叶う日が いつか必ず訪れますように…』と願った。
《end》
「ねぇ もしかして智くんが俺に名前で呼ばせたかったのって それが理由?」
「ん?あぁ そう…恋人には名前で呼んでもらいたいじゃん?
カズみたいなことも ありえるのかなぁ、って思って 翔ちゃんには最初から名前で呼んでもらった」
なんか智くんの言い方だと
俺たちが恋人になるのは俺が智くんに会った時には決まっていたみたいだな…
智くんが好きでいてくれたのは わかったけど
俺が智くんを好きになる保証なんてないのに…
「もしさ…俺が智くんを好きにならなかったらどうするつもりだった?」
「どうするもなにも 決まってるだろ?」
決まってるんだ…
「どうするの?」
「そうなるように イメージして行動するのみ」
そうか…そうだよね…
智くんはそうやって今まで生きてきて
そして夢を叶えた…
智くんの真っ直ぐな想いなら
どんなに困難なことでも現実のものに出来るんじゃないかな…
そんな智くんの人生をずっと傍で見続けたい…
「智くんの次の夢はなに?」
「翔ちゃんと結婚して幸せな家庭を築くこと!」
純真な瞳で見つめられ 即答されると顔が熱くなる
今の社会じゃ実現させるのは難しいかもしれない
でも そう断言してくれることが嬉しいから 俺の想いも伝えるね?
「え、と…その夢…一緒に叶えてもいい、かな?」
「んふっ、当たり前でしょ?ふたりじゃないと叶えられない」
智くんが嬉しそうに微笑みながら
優しく包み込むように抱きしめてくれた
「あー、ラブラブ〜」
楽しそうな相葉さん
「あぁ もぅ…邪魔してんじゃないよ」
呆れ気味のカズさん
「いつか…ちゃんとプロポーズするからね?」
耳元で甘い声で囁いてくれる智くん
「うんっ、待ってる…」
智くんを抱きしめ返し
智くんの言葉に正直な気持ちで応える俺
ありのままの自分を晒け出し それを受け止めてくれる人たちがいる
この心地よい空間を手に入れた事に喜びを感じながら
『ふたりの夢が叶う日が いつか必ず訪れますように…』と願った。
《end》