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take a breather

第11章 君のうた

翔の部屋のドアノブに手を掛けドアを開けた

部屋の明かりを点け奥に進むと俺のシャツを掴んだまま翔もついてくる

ベッドの淵に座ると少し間を空け隣に座る翔…

そのスペースを埋めるように翔の腰に腕を回し抱き寄せた

「…いいのか?一緒に寝て」

そう聞くと 翔は俺の肩にコテンと頭を乗せた

「うん…いい…」

空いてる右手を翔の頬に添え
こちらを向かせると 恥ずかしそうに顔と瞼を伏せた

手を顎に移動させ 少し上を向かせる

目が完全に閉じられたのを合図に
翔の唇に自分の唇を押し付けた…

「ん…」

触れた瞬間に漏れた翔の鼻から抜けるような甘い声

角度を変えながら優しく翔の唇を何度も食む

「ふっ…ん…」

俺のシャツを両手でしっかりと握る翔を
ゆっくりとベッドに押し倒した

キラキラと輝く瞳で俺を見上げる翔…

「いいんだよな?」

翔を見つめ確認すると うっとりとした表情で俺を見つめ返してくる

「…うん。僕 ずっと夢見てた…
さと兄とこうなること…」

そう告げる翔はいつも以上に可愛くて
その頬を撫でるように触れる

「翔…好きだよ…」

「僕も…大好き さとっ…」

翔が全てを言う前に塞いだ唇…

舌を差し込み舌先で上顎を撫でる

「んっ…」

そのまま翔の舌を捉え絡ませると翔も舌を絡ませてくる

貪るようなキスに興奮は昂まり
翔のシャツを捲し上げ体に手を這わせた

「ん…んん…ん…」

翔の声に甘さが増す…

胸の粒を親指と中指で摘み 人差し指でクリクリっと撫でる

「あぁっ…」

背中を大きく仰け反らせ唇が離れてしまった

「ここ…気持ちいいの?」

そう聞いてから舌先でチロチロと何度も舐め上げる

「あぁん…そ、れ…だめ…さと、にぃ…」

その声に俺の中心がドクンと脈打った

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