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take a breather

第2章 今宵あなたと…

「あっ…さとっ…」

部屋のカーテンを開け、窓から注ぐ月の光の中…

「思った通り…超綺麗…」

貴方の溜息混じりの感嘆の声が聴こえる

何度も貴方の熱に突き上げられて

快感を与えられ続けた俺の頭の中はもう真っ白…

「あっ、あっ…さとしっ…だめっ、またっ…」

「何度でもイケよ…最高に綺麗な瞬間が見たい…」

やっぱり貴方は美しいモノが好きなんだね…

だったら貴方が作り出してよ

最高に綺麗な俺を…

「さとし、くっ…もっ、と…もっと、あなたを、ちょ、だい…」

貴方の全てで俺を愛して

そしたら、俺は貴方の望む瞬間を見せてあげるから…

「ああ、いいよ。俺の全部、翔にやる…」

智くんは俺の両脚をグイッと開き、覆い被さってくるとギュッと強く抱きしめてくれた

俺も智くんにしがみつくように抱きしめ返す

「さと、しくん…」

「受けとれっ、しょおっ…」

そう言うと、最奥めがけて何度も腰を打ち込んで来た

「あ、んっ…はっ、あっ、あぁっ…イ、ぃ…あっ、もぉっ…イ、クぅっ…」

自分のナカが収縮するのがわかった

奥を突いたまま智くんの動きが止まる

「うっ…はぁっ…」

短い智くんの呻き声…

俺と智くんの体の間に挟まれた俺のモノが今夜何度目かの白濁を吐き出した

ジワリと温かくなった腹の外と内…

脱力した体がベッドに沈む

「はぁっ…はぁっ…」

呼吸を整えてると、智くんの手が俺の頬を包んだ

重い瞼を開け見上げると
そこには嬉しそうに微笑む智くん

「最っ高!」

貴方も最高に格好良かったよ
本気で俺のことを愛してくれてる姿…

誰にも見せないそのギラギラした瞳は
貴方の本気の証し

いつもは月のように静かに穏やかに抱いてくれるけど

今宵はスーパームーン…

貴方も影響を受けたのかな?

たまにはいいね、激しい貴方も…


《end》

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