無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「翔とショウタどっちが好きって聞かれてもおいらには答えられない
ショウタの生まれ変わりに会いたくて何百年も生きてきた
まだ会ったことのない翔に何百年も恋い焦がれていた
同じくらいふたりの事を想ってきたんだ
比べる事なんて出来ないよ…
でも これからおいらが死ぬまでの時間、全部 翔にやる
ショウタといた時間よりも長い時間愛し合える
それじゃダメか？」

ショウタが聞いたら俺に嫉妬する？
『サトシと一緒にいられるだけで十分だろ』って

そうだよね…
ショウタは『サトシはいてくれればそれだけでいい』って言ってたんだ

生きて愛し合えるんだからそれだけで十分

ショウタに嫉妬する必要なんてない

「ダメじゃない…
ダメじゃないけど…」

「ないけど？」

「もっと愛して…」

智くんを引き寄せキスをした

「やっぱお前可愛いなぁ…
今日は陽が昇るまで寝かせないから」

「うん…」

目を閉じると囁きと一緒にキスが降ってくる

「…愛してる、翔」

それだけで心と体が幸せに満たされる…


吸血鬼の智くんとの愛の生活はまだ始まったばかり

永遠の命かを選ぶのか、それとも共に死ぬ事を選ぶのか…

この先、何度も悩む事になるだろう…
でも智くんと一緒ならきっとふたりにとって最善の答えが出せるハズ

とりあえず今は智くんに思う存分愛されよう…♡


《end》