take a breather
第14章 Find the answer
「智くん?」
こちらを向いた翔くんと目が合った
「な、なにっ?」
「『なに』って…あなたが用があるんじゃないの?
さっきから視線感じてるんだけど…」
「あ…」
そっか…翔くんがこっちを見て目が合うってことは
俺、翔くんのこと見てたんだ…
「ふふっ、無意識?イケメンに見惚れてた?」
「そんなんじゃねぇし…」
「そう?残念」
翔くんがクスクスと楽しそうに笑ってる
俺、嫌われてはないのかな…
「あのさ…」
「何?やっぱり用あった?」
「いや、やっぱいいわ…」
翔くんのことだから
嫌いな人にでも嫌な顔しないだけかも…
翔くんは誰にでも優しくて、丁寧で
俺とは全然違う…
思った事を誤魔化せない俺とは…
「智くん、言いたいことがあるんでしょ?
ちゃんと言って」
ほら、翔くんにはすぐバレる…
「大したことじゃないから…」
翔くんが真剣な表情に変わった
「大したことじゃなくてもいい
あなたが話したいと思った事はちゃんと話してよ
突然の爆弾投下は心臓に悪いから」
「爆弾って、俺が嵐辞めたいって言ったこと?」
「ほかにないでしょ…」
微笑む翔くんは少し哀しそう…
そんな翔くんを見て胸がズキっとした
「ごめん…」
「智くんが謝る必要はないよ…
あなたがそこまで追い詰められてたのに
気が付かなかった自分に腹は立つけどね」
「そんなことっ…
翔くんは何も悪くないじゃん
俺の我儘なんだから
俺が我慢出来なくなっただけなんだからっ」
「だから…破裂する前に空気を抜いてあげられれば良かったんだ…
あなたはこんな窮屈な所で生きていること自体、不向きな人なんだから…」
そう話す翔くんが苦しそうに見えて…
それ以上、話を続けることが出来なかった…
こちらを向いた翔くんと目が合った
「な、なにっ?」
「『なに』って…あなたが用があるんじゃないの?
さっきから視線感じてるんだけど…」
「あ…」
そっか…翔くんがこっちを見て目が合うってことは
俺、翔くんのこと見てたんだ…
「ふふっ、無意識?イケメンに見惚れてた?」
「そんなんじゃねぇし…」
「そう?残念」
翔くんがクスクスと楽しそうに笑ってる
俺、嫌われてはないのかな…
「あのさ…」
「何?やっぱり用あった?」
「いや、やっぱいいわ…」
翔くんのことだから
嫌いな人にでも嫌な顔しないだけかも…
翔くんは誰にでも優しくて、丁寧で
俺とは全然違う…
思った事を誤魔化せない俺とは…
「智くん、言いたいことがあるんでしょ?
ちゃんと言って」
ほら、翔くんにはすぐバレる…
「大したことじゃないから…」
翔くんが真剣な表情に変わった
「大したことじゃなくてもいい
あなたが話したいと思った事はちゃんと話してよ
突然の爆弾投下は心臓に悪いから」
「爆弾って、俺が嵐辞めたいって言ったこと?」
「ほかにないでしょ…」
微笑む翔くんは少し哀しそう…
そんな翔くんを見て胸がズキっとした
「ごめん…」
「智くんが謝る必要はないよ…
あなたがそこまで追い詰められてたのに
気が付かなかった自分に腹は立つけどね」
「そんなことっ…
翔くんは何も悪くないじゃん
俺の我儘なんだから
俺が我慢出来なくなっただけなんだからっ」
「だから…破裂する前に空気を抜いてあげられれば良かったんだ…
あなたはこんな窮屈な所で生きていること自体、不向きな人なんだから…」
そう話す翔くんが苦しそうに見えて…
それ以上、話を続けることが出来なかった…