take a breather
第14章 Find the answer
今回の騒動で誰よりも尽力したのは翔ちゃんだ
大野さんの気持ちを大切にしたいって
他のメンバーとの話し合いを1番多くしたのは翔ちゃんだろう
他の3人が『今、嵐がなくなるのはどうなんだろう、なんとか続ける方法はないか』と模索する中
翔ちゃんだけは最初から大野さんを休ませる方法を考えていた
大野さんの嵐からの脱退はない
抜けるなら嵐自体が解散…
これはメンバーの共通認識
『だったら休む方向でいったらいいんじゃない?』
そう言い出したのは翔ちゃんだった
それなのに…
「なんで翔ちゃんが大野さんを嫌うのよ」
「俺…翔くんとふたりきりで一度も話し合いしなかった…
きっと翔くん、呆れてんだよ俺の事…
俺よりもずっと忙しくしてる翔くんが愚痴を吐かずに仕事してるのに
大した活躍もしてない俺が自由になりたいなんて言ったから…」
ほんと、この人何もわかってないわ…
「そんなこと言ってると本当に翔ちゃんに嫌われるよ?」
大野さんが勢いよく顔を上げた
「なんでっ⁈」
「はぁ…あのね、翔ちゃんが大野さんと話合わなかったのは
話し合う必要がなかったから…でしょ?」
「だから それが俺に愛想尽かしたってことなんじゃ…」
「そんなことある訳ないでしょ…
翔ちゃんはメンバーの中で誰よりも大野さんのこと尊敬してるよ?」
「尊敬?翔くんが俺を?」
不思議そうに首を傾げる
そんな事もわかってないのか、この人は…
「そうだよ。だから大野さんをリーダーにして
自分はフォローに徹してたんでしょ
誰もが認めるやり手の影のリーダー」
「そうだよな…
今更だけど、翔くんにリーダーやって貰えば良かったんだよな…」
大野さんの気持ちを大切にしたいって
他のメンバーとの話し合いを1番多くしたのは翔ちゃんだろう
他の3人が『今、嵐がなくなるのはどうなんだろう、なんとか続ける方法はないか』と模索する中
翔ちゃんだけは最初から大野さんを休ませる方法を考えていた
大野さんの嵐からの脱退はない
抜けるなら嵐自体が解散…
これはメンバーの共通認識
『だったら休む方向でいったらいいんじゃない?』
そう言い出したのは翔ちゃんだった
それなのに…
「なんで翔ちゃんが大野さんを嫌うのよ」
「俺…翔くんとふたりきりで一度も話し合いしなかった…
きっと翔くん、呆れてんだよ俺の事…
俺よりもずっと忙しくしてる翔くんが愚痴を吐かずに仕事してるのに
大した活躍もしてない俺が自由になりたいなんて言ったから…」
ほんと、この人何もわかってないわ…
「そんなこと言ってると本当に翔ちゃんに嫌われるよ?」
大野さんが勢いよく顔を上げた
「なんでっ⁈」
「はぁ…あのね、翔ちゃんが大野さんと話合わなかったのは
話し合う必要がなかったから…でしょ?」
「だから それが俺に愛想尽かしたってことなんじゃ…」
「そんなことある訳ないでしょ…
翔ちゃんはメンバーの中で誰よりも大野さんのこと尊敬してるよ?」
「尊敬?翔くんが俺を?」
不思議そうに首を傾げる
そんな事もわかってないのか、この人は…
「そうだよ。だから大野さんをリーダーにして
自分はフォローに徹してたんでしょ
誰もが認めるやり手の影のリーダー」
「そうだよな…
今更だけど、翔くんにリーダーやって貰えば良かったんだよな…」