
take a breather
第14章 Find the answer
「「おつかれ〜」」
翔ちゃんのマンションにお邪魔して缶ビールで乾杯
若干慣れてきたな
翔ちゃんの家に来るのも
勝手知ったる場所じゃないけど
翔ちゃんの家での俺の定位置となった二人掛け用のソファーにひとりで胡座をかいて陣取り
翔ちゃんはラグの上に座る
「翔ちゃん」
「ん?」
「大野さんの事なんだけど…」
明日はライブ本番だから
今日は早く切り上げるためにも
早々に本題を持ち出した
「あぁ…」
少し困ったような表情を浮かべる翔ちゃん
「俺が何を話そうとしてるかわかってる?」
「…なんとなく」
やっぱ気付いてたか
「じゃあ話は早いね
大野さんの事、早めに何とかしてあげてよ
本人、どうしたらいいのかわからないみたいだから」
翔ちゃんがビールの缶をテーブルに置く
「はぁ…どうしたもんかなぁ…」
「そんなの翔ちゃんが『好き』って言ってあげれば済む話じゃん
あの人、自分の気持ち理解してないから
翔ちゃんに告白されれば自分の気持ちに気がつくよ」
そう言うと翔ちゃんは苦笑いした
「ニノ…俺、前にも言ったけど
智くんのことどうにかしたいとかないんだ
今は寧ろ俺の気持ちに気付いて欲しくない」
「なんで⁈
あの時は翔ちゃんの片想いだったけど
今は大野さんも翔ちゃんのこと…」
「智くんが嵐から離れようとしてるのに
俺があの人を縛り付ける訳にいかないだろ…」
「縛り付けるなんてしないでしょ?翔ちゃんは」
「わからないよ…
今日だって智くんとふたりきりで話してたら
あの人急に可愛いこと言い出すから
思わず抱きしめちゃったんだ
まさかそんなことで智くんが俺を意識するなんて…
俺の取った軽はずみな行動があの人を変えてしまうなんて
俺にはあってはならないことなんだよ」
翔ちゃんのマンションにお邪魔して缶ビールで乾杯
若干慣れてきたな
翔ちゃんの家に来るのも
勝手知ったる場所じゃないけど
翔ちゃんの家での俺の定位置となった二人掛け用のソファーにひとりで胡座をかいて陣取り
翔ちゃんはラグの上に座る
「翔ちゃん」
「ん?」
「大野さんの事なんだけど…」
明日はライブ本番だから
今日は早く切り上げるためにも
早々に本題を持ち出した
「あぁ…」
少し困ったような表情を浮かべる翔ちゃん
「俺が何を話そうとしてるかわかってる?」
「…なんとなく」
やっぱ気付いてたか
「じゃあ話は早いね
大野さんの事、早めに何とかしてあげてよ
本人、どうしたらいいのかわからないみたいだから」
翔ちゃんがビールの缶をテーブルに置く
「はぁ…どうしたもんかなぁ…」
「そんなの翔ちゃんが『好き』って言ってあげれば済む話じゃん
あの人、自分の気持ち理解してないから
翔ちゃんに告白されれば自分の気持ちに気がつくよ」
そう言うと翔ちゃんは苦笑いした
「ニノ…俺、前にも言ったけど
智くんのことどうにかしたいとかないんだ
今は寧ろ俺の気持ちに気付いて欲しくない」
「なんで⁈
あの時は翔ちゃんの片想いだったけど
今は大野さんも翔ちゃんのこと…」
「智くんが嵐から離れようとしてるのに
俺があの人を縛り付ける訳にいかないだろ…」
「縛り付けるなんてしないでしょ?翔ちゃんは」
「わからないよ…
今日だって智くんとふたりきりで話してたら
あの人急に可愛いこと言い出すから
思わず抱きしめちゃったんだ
まさかそんなことで智くんが俺を意識するなんて…
俺の取った軽はずみな行動があの人を変えてしまうなんて
俺にはあってはならないことなんだよ」
