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俺の予想通り…
それからの大野さんは『周りの目を少しは気にしたら？』と注意したくなるくらい翔ちゃんにベッタリ

レギュラー番組の楽屋でも

「ねぇ、翔くん…」

「ん？」

「これ、美味しそう…」

そう言ってスマホを翔ちゃんに見せる大野さんは
座っている翔ちゃんの背中に張り付き
顎を翔ちゃんの肩に乗せ
両腕を前に回して超密着状態…

そんな体勢じゃなくても見せられるでしょうよ…

「あ、ホントだ。
コンビニの最新スイーツかぁ、買って帰る？」

翔ちゃん…あなたも『買って帰る？』じゃないから…

それじゃふたりで一緒に帰るのが当然、って言ってるようなもんだよ？
わかってる？

俺たちはね？ふたりの関係知ってるからいいよ…

でもプラスワンのゲストの人は知らないんだからビックリするでしょ

それでも今日は事務所の後輩だからまだいいけどさ

普段接点のない人だったら完全アウトだからね？

「あの〜、二宮くん…」

隣に座るJUMPの山田が遠慮気味に声を掛けてくる

聞かずともわかるさ…
普通はおかしいと思うよな、この状況

「山田、ここで見たことは忘れろ」

「はい、了解で〜す」

「ねぇ、ニノニノっ」

「なにっ⁈」

今度は相葉さんが俺の後ろから声を掛けてきた

もうひとり注意したいヤツがココに…

コイツもさっきから大野さんと同じ体勢で俺に密着してる

「大丈夫ですよ？二宮くん
ここで見たことは全て忘れますから」

山田がニコッと笑って囁いた

物分かりの良い後輩で良かったよ