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take a breather

第14章 Find the answer

「シタいの?」

「へっ?」

「翔ちゃんとシタいの?」

「え…そりゃ…好きな人とは、ね…
そう言うニノはどうなんだよ
相葉ちゃんとシタいと思わなかったのか?」

「俺はそんなこと考えるヒマなかったから」

「…どう言うこと?」

大野さんが不思議そうに首を傾げる

「付き合ったその日に襲われた」

「えっ⁈マジか…」

「と、思うでしょ?
あのバカ何の用意もなしにさぁ…
ホントありえないっつぅの」

「付き合ったその日…か…
俺たちもうすぐ1ヶ月なのに…」

そう呟く大野さんは寂しそう…

「ここんとこ忙しいし
翔ちゃんも疲れてんじゃない?」

「忙しいしのは相葉ちゃんも一緒だろ?
それに疲れてるからシタくないなんて
長年連れ添った夫婦の言うことだぞ?
やっぱ翔くん俺のことそんなに好きじゃないのかな…」

益々寂しそうな大野さん…

フォローしたつもりが仇になった

「そんな筈ないでしょ
翔ちゃんは大野さんのこと大好きだって」

「だったらなんで…」

「なんでって言われても…
それは翔ちゃんにしかわからないよ…」

「はぁ…やっぱり俺を宥める為に好きって言ってくれたのかな…
あんなに密着してるのに何も感じないなんて…」

「もしかして、その為に密着してるの?」

大野さんがコクっと首を縦に振る

イジらしいな…この人がそんな努力をしてたなんて

翔ちゃんも理性なんか働かせてないで襲ってあげればいいのに

大野さんの悩みの種、作っちゃってるよ?

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