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take a breather

第15章 二人の記念日

イキそうになってんだよな?
痛くも苦しくもないなら続けて大丈夫か?

ゆっくりとした動きで抽挿を始めた

「んぁっ…あっ…ダメっ…あぁっ…」

ダメって言われてもコレ…止まれないかも…

ナカの締め付けがいつもと違い、纏わりついてくる感じだし
出し入れの距離が長いのがいい

気持ち良くて、段々とスピードが上がっていく

気がつけば翔の尻にガツガツと腰を打ち付けてた

「あぁっっ…やぁっ…くるっ…きちゃっ…さとしさっ、やめっ…あぁっっ」

激しく首を振る翔を見ても止めてやれない
それどころか乱れる翔を見て興奮してる…

「ごめっ…しょお…とまれなっ…」

「いやっ…あっ…あ…あぁっっ…やぁーっっ…」

悲鳴のような嬌声を上げながら背中をしならせる翔を見て
気持ちが高揚した俺は翔の最奥に届くよう腰を押し付け何度か熱を吐き出した

一瞬、時が止まったかのように静止した翔は
スローモーションのようにベッドに崩れ落ちていった

「翔…⁈」

慌てて翔を抱き起す

「翔」

呼び掛けても反応はなく
俺の腕の中でグダっとしている

顔色は悪くないし、呼吸もしてるけど…

「翔!」

強目に呼んで頬を軽く叩いた

「…んっ…」

ゆっくりと睫毛を揺らしながら開く瞼…

「さ…としさ…?」

ボーッとしてはいるが視線は俺を捉えてる

「はぁ…よかった。大丈夫か?」

大きく息を吐いた

「え?なにが?」

「いや、お前 今意識落ちてたから…」

「えっ…う、そ…」

「ホント…吃驚したよ。意識飛ばすなんて思わなかったから」

「ごめんなさい…心配掛けて」

「いや…謝るのは俺だよ…
途中から止まれなくて無理させた」

「それだけキモチよかったってことですよね?」

「ん、まぁ…」

「なら良かった…」

翔がニコっと微笑んだ

「智さん、お誕生日おめでとうございます」

「え?」

部屋の時計を見ると12時を過ぎていた

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